英Planet Computersは、海外クラウドファンディングサイト「Indiegogo」にて、スマートフォン「Astro Slide 5G Transformer」の出資募集を開始しました。
Planetは往年の名機Psionの流れを汲むGemini PDAやCosmo CommunicatorといったPDAをリリースするメーカー。Astro Slideはフォームファクタとして、従来機種さながらの物理QWERTYキーボードを備えながらも、RockUpスライダーヒンジ機構による変形を実現。ラップトップ形状とスマホ形状を両立します。キーボードはバックライトあり。生体認証も備えます。
本機は5G NR通信に対応したスマートフォンで、SoCにMediaTek Dimensity 1000 MT6889を採用。実行メモリは6GB、ストレージ128GB。OSはAndroid 10のほか、Linixデュアルブートも選択可能。もちろん4G / 3G / 2Gにも対応、通話も可能。電池容量は4000mAh。
ディスプレイは6.53インチ。前面カメラのほか、背面に4800万画素カメラを備えます。Wi-Fi 6、Bluetooth、BLE、NFC、ワイヤレス充電に対応。
キーボードの形状はPsionの系譜にあるGemini PDAから継承。スライドヒンジのデザインは、PsionのデザイナーMartin Riddiford氏が担当。ヤバすぎる。まさかここまでシリーズが続くとは。世界の熱狂的QWERTY信者の息吹を感じます。筆者も手が勝手に出資しました。早ければ発送は2021年3月以降とのこと。
PDA復活、シリーズ化というだけでもアツいのに、Martin Riddiford氏デザインの変態機構とは……楽しみすぎて夜も寝られません。