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新型肺炎で「ピッチ」延命。医療関係者に愛用されるPHS、2021年1月31日一般向けプラン終了へ

 ソフトバンク株式会社および株式会社ウィルコム沖縄は、Y!mobileのPHSのテレメトリング除く一般向け料金プランなどの終了予定時期を延期すると発表しました。

 当初、2020年7月31日に終了とアナウンスしていたものを、2021年1月31日まで延期するとのこと。

 なぜ延期したのか?新型コロナウイルスの感染拡大の影響により携帯電話移行手続きが難しくなっている事情を受け、全国の医療機関をはじめとするユーザーから延期の要望を多くいただいているといいます。

(LIBERIOとLIBERIO2、やはり通話端末はパカパカしないストレートが至高)

 日本発の通信技術であるPHSは、通信規格の世代としては2Gにあたります。当時としては高い音質と大容量で安価な通信を実現、PDAやノートパソコンのデータ通信に重宝。若者には「ピッチ」の愛称で親しまれ、通話用のサブ端末として流行ったほか、低電磁波ゆえに医療関係者にも愛用されていました。

 筆者もWILLCOMのPHSユーザーで、シャープと京セラの端末が好きでした。WILLCOMはイー・アクセス合併後、ワイモバイルとなり現在はSoftBankのサブブランド。PHS新規契約は2018年3月31日に終了済み。

 PHSの終了時期は、一般向けプランが2021年1月31日となるのに対し、法人向けテレメトリングプラン(車両、業務機器向け)は2023年3月末予定。PHSの完全な停波という意味では2023年3月末ということになるでしょう。

 ソフトバンクは今後もユーザーや社員の安全と安心を最優先として社会情勢に応じた対応を行うとしています。

情報元SoftBank
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