人民日報微博公式アカウントによれば、4月30日、中国3大通信キャリアの一つ、中国移動は華為(Huawei)とともにチョモランマ(中国チベット自治区、世界最高海抜の山、チベット語名称。「エベレスト」とも)の海抜6,500メートル前進基地にて5G基地局開設に成功、チョモランマ山頂地点(海抜8,848メートル)までカバーすることとなり、また、全世界で最高海抜の基地局となりました。
5G高精細動画により、チョモランマの風景が配信可能となったほか、登山、科学研究、測量、環境保護分野にインターネット環境を提供できることとなった、としています。
また、同日の華為公式アカウントは、今回施工に携わったエンジニアを「登山界隈で5Gに最も詳しいエンジニアであり、通信エンジニアのなかで最も高い場所へ登った者」としています。
地球上にチョモランマよりも高海抜の地点は存在しないため、この記録は少なくとも人類が存在する期間に更新されることは、おそらくないでしょう。
当然、中国移動の広告バナーにチョモランマ版が登場していますが、こんなところまで基地局作りに行ったと思うと、なんだか笑いがこみ上げてきます。
個人的に5G端末・通信プランを導入後、圏外になると「チョモランマでも電波あるのに」とか言ってみたいです。