調査会社Counterpointは、2020年第1四半期の、世界のプレミアムスマートフォン市場の調査結果を発表しました。
卸売価格が400ドル以上のモデルを、プレミアムスマートフォンとして定義。この分野の2020年第1四半期の結果は、前年同期比13%減となりました。原因はCOVID-19の世界的感染拡大です。
世界のスマホ市場全体において、22%をプレミアムスマートフォンが占めており、全世界のスマートフォン収益の57%近くに貢献したといいます。
Appleはプレミアム市場の57%を獲得。機種別で最も売れた同分野スマホとしてはiPhone 11が挙げられています。
首位Appleの後にSamsungとHuaweiが続きます。COVID-19により多くのスマートフォンブランドが減退した中、OPPOはReno 3/Pro 5Gシリーズにより前年比67%の成長を記録。
さらにXiaomiが、Mi 10 5GとMi Note 10により10%成長、2018年第3四半期以来、プレミアム分野で世界トップ5プレイヤーになりました。
中国市場では、米国からの制裁を受けて中国人の愛国心に火をつけてシェアを伸ばしたHuaweiが首位を獲得。Huaweiのプレミアム帯の多くが中国市場に依存。また、中国を除く全世界では、Appleが首位となっています。
6年前の最盛期には世界上位ブランドだったXperia。その後は影も形もなくなっていきましたが、この調査では「中国市場を除くアジア太平洋地域(APAC Ex China)」だと、Xperiaがマーケットシェア第4位となっています。
2020年第1四半期であることから、Xperia 1/5のセールスが貢献したものと見られます。Xperiaは一時は中東や東南アジア等世界各地から撤退しましたが、東南アジアへの再進出を果たしたほか、日本市場と台湾市場では根強い人気があります。
同調査は、今後Appleによる5Gデバイスの発売がプレミアム分野の成長に重要な役割を果たし、この分野はCOVID-19からの回復力が最も高いと締めました。
Xperiaの復権
— 📱すまほん!!5G📶 (@sm_hn) June 17, 2020
https://www.youtube.com/watch?v=kL-WqmUl-II