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オンライン学習にも。コスパ最強、ペン対応「Galaxy Tab S6 Lite」レビュー

 Samsungから先日発売されたタブレット、Galaxy Tab S6 Liteを購入したので、レビューします。

 正直iPadとどちらを購入するか迷ったのですが、今回は勉強用のペンが使えるタブレットが欲しかったため、スペックを求めなかったこと、iPadは上下の画面分割ができないことが理由で、今回はGalaxy Tab S6 Liteを購入しました。

 この記事で使用する製品は総務省の「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」に届け出しています。

いざ開封!

 今回購入したのは台湾版のWi-Fiモデルです。実際のところ、LTEモデルの方が圧倒的に便利なのはiPadで経験済みなのですが、筆者の金銭的にWi-Fiモデルになってしまいました。

 箱の中には本体とSペン、ACアダプターとType-Cケーブル、説明書、保証書が入っていました。台湾モデルは日本とコンセントの形状が同じなので日本でも使えます。Sペンが同梱で、1万円以上するペンをわざわざ買う必要がないのは嬉しいですね。ちなみにペン先はNoteシリーズと同じ仕様です。Noteシリーズには必ず入っているペン先交換ツールが入っていないのがちょっと不思議です。

 カラーはオックスフォードグレーを選択しました。タブレットなんて結局カバーを付けちゃうので色なんてどれも同じですよね?(暴論) ちなみに、ペンは背面にもくっつきます。

 第6世代の9.7インチiPadとサイズ感を比較します。Galaxy Tab S6 Liteは10.7インチで一回り大きいはずなのですが、iPadとはかなり縦横の比率の差があります。iPadが4:3なのに対し、Galaxy Tab S6 Liteは5:3なので、かなり横長です。5:3というのは換算すると16:9.6で、横画面で動画を見ると若干上下が余るかなといったサイズ感です。

 重ねて比較するとこんな感じです。

 背面下部には「Sound by AKG」のロゴ。上部と下部にそれぞれ1つずつスピーカーがあり、ステレオスピーカーになっています。音質はかなりいいです。迫力がある立体サウンドが楽しめます。もうちょっと音量が出ればよかったなあ、というところ。

 Wi-Fiモデルでは、SIMカードを入れる部分が塞がれています。microSDカードは最大512GBまで対応。

 端子はType-C、上部にイヤホンジャックが付いています。これは嬉しい仕様ですね。

 Sペンは左右側面や背面など、割といろいろなところにくっつきます。

書き心地も機能も最高級、Sペン

 NoteシリーズやTabシリーズで培った、Wacomと共同開発のスタイラス技術はやはり最高の書き心地です。当然のごとく4096段階の筆圧検知に対応し、なめらかな書き心地を提供してくれます。SペンもNoteシリーズのものと違って太くて長いので、持ちやすく書きやすいです。

上がGalaxy Tab S6 Lite、下がGalaxy Note8のSペン

 画面分割機能を用いて動画を見ながらメモを取るのに最適。さらに、Samsung公式のGood Lock拡張モジュール「Multistar」を使うことでアプリペアをホーム画面に配置でき、一発で起動できるようになるので便利です。(この件に関してはapkをインストールする必要があり、ここでは方法を示しません。)

 画面オフメモにも対応しており、さっとメモしたいときにすごく便利。

 Noteシリーズの機能エアコマンドにも対応しており、画面の近くでSペンのボタンを押すだけで様々な機能が使えます。

 個人的にはiPadのApple Pencilよりも好きな書き心地です。ただ、ペンと線のズレはちょっとあります。これはTab S7の120Hzディスプレイに期待。

iPadとディスプレイを比較するとこんな感じ。やはり横長なので、筐体は小さいながらもTab S6 Liteの方が大きく表示されますね。画面はどちらも同じくらいの綺麗さです。

 ノートアプリは、純正のS Noteもそれなりに使い心地はいいんですが、「長文テキストの上にペンで文字を書き込めない」という不便さがあり、筆者はMicrosoftのOneNoteを使用することに。Sペンとの相性は抜群で、きれいに書き込めます。

こんな感じでノートを取っています(ヨビノリ:気体分子運動論

スペック

 すごくバッテリーの持ちがいいです。1日それなりに使ったなあと思っても50%くらい残っています。1日中常時画面オン!みたいなヘビーユーザーでない限りは2日に1回の充電でも全く問題なさそうなレベルだと思います。体感的には一時間画面つけっぱなしでも6%~8%くらいの減り具合です。

 GeekBenchと3DMarkのスコアは次の通り。だいたいSnapdragonの600番台モデルと同等くらいでしょうか。

One UIのタブレット使いやすい!

 Galaxyのスマートフォンと同様のOSを採用しているので、基本的には使い勝手は全く一緒。スマートフォンで世界シェアTOPなOSだけあって、非常に使いやすいです。カスタムもすごくできるので、自分の使いやすいようにできます。

 以前紹介したGalaxy純正片手操作アプリ「One Hand Operation+」はこのGalaxy Tab S6 Liteでも健在。タブレットを片手でも難なく操作できてしまいます(笑)。

 他のマルチタスクでのPiPが便利すぎます。最強です。

不満点

 基本的に満足しているのですが、不満点が数点だけ。なぜか、Googleアプリの検索経由でChromeを起動したとき、端末が固まります。サイト上の何らかのコードが悪さをしているのか、それとも他の要因なのかはまだ分かっていませんが、10回に1回くらいの頻度であるので割と迷惑しています。

 それともう一点。Chromeブラウザがスマホ表示になってしまいます。このサイズ感のタブレットならばPC版表示してほしいところですが、Chromeにはそのような設定が見当たらず。

 上記の2つの問題点にかなりストレスがたまったので、個人的に「ブラウザといえばChrome一択だろ」と思っていた固定概念を捨ててSamsungの純正ブラウザを使ってみようと思い、移行してみました。

 Samsungの純正ブラウザは常時PC版表示もでき、たびたび固まることもなく、さらにはサイトの強制ダークモード表示にも対応。拡張機能もインストールすることができ、非常に使いやすいサイトでした。Sペンをかざすとマウスのポインタ的な使い方もでき、とても使いやすいです。上の2つの問題点はこのSamsungの純正ブラウザに変えることですべて解決しました。

 あと、顔認証がちょっと微妙です。早いときは「ほんとに顔認証した?」ってくらいのスピードで、電源ボタンを押すと同時に解除されたりするくらい爆速なんですが、解除されないときはさっぱり。解除される場所とされない場所があるような気がするので、おそらく光の当たり方の関係だと思います。まあ、いくら認証が早くても顔認証……、今の時代使いにくいですよね……。

まとめ:Sペン試してみたい方へ、オンラインツールにも

 個人的に今年買ってよかったものランキング1位に入るんじゃないかというくらい満足しています。筆者の用途は勉強用の1台として購入したのですが、便利すぎてこれなしの生活には戻れません。値段もそこまで高い端末ではない上に、専用のSペンが同梱されてしまっているので、最近流行りのオンライン学習やテレワークなどにピッタリではないでしょうか。この端末こそ、このコロナ禍にピッタリのオールインワンツールではないでしょうか。Galaxy Tab S6 LiteはEtorenなどのサイトで購入できます。

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