中国Xiaomiは12月29日、同社最新フラッグシップモデルXiaomi Mi 11を正式発表しました。Mi 11は世界で初めてQualcommの最新チップ、Snapdragon 888を搭載するスマートフォンとなっています。
Mi 11の背面カメラは、1億800万画素のメイン、1300万画素の超広角、500万画素のテレマクロの三眼。Mi 10に搭載されていた深度センサーは省かれています。メインカメラのセンサーサイズは1/1.33型。8Kの動画撮影にも対応。
ディスプレイは10億色の6.81インチの有機EL(WQHD)。DisplayMate A+認定で正確な色表示との評価。HDRピーク輝度は1500nit。リフレッシュレートは120Hz、タッチサンプリングレートは480Hz。タッチサンプリングレートは高ければ高いほど、画面をタッチした際のレスポンスが良くなります。ちなみに、ROG Phone 3といったゲーミングスマホでもタッチサンプリングレートは270Hz程度。Mi 11のタッチサンプリングレートがいかに高いかわかりますね。
バッテリーは4600mAhで、急速充電は有線で最大55W、無線では50Wとなっています。販路は中国国内。発売日は2021年1月1日。価格は以下の通り。6万円台からというのは破格です。
- Mi 11(メモリ8GB、ストレージ128GBモデル):3999元(日本円で約6万3400円)
- Mi 11(メモリ12GB、ストレージ256GBモデル):4699元(日本円で約7万4500円)
また、新たなレザー素材を採用したカーキ・プレーンパープル、そして雷軍氏の署名入りモデル「小米11 雷军签名版(Mi 11 LeiJun Signature Edition)」も投入されます。
同氏は小米科技創業者兼会長兼CEOであり、欧米ではAppleを「リスペクト」したジョブズ流プレゼンで知られ、中国では全国人民代表・全国工商聯副主席の名士としても知られています。
Qualcommの最新チップSnapdragon 888を搭載するMi 11は、AnTuTuベンチマークで、74万点をマークしています。ひとつ前の世代のSnapdragon 865のAnTuTuスコアは約55万点だったので、処理性能は大幅に向上しています。タッチサンプリングレートやリフレッシュレートも高いことから、ゲーミングスマホとして購入するのもよさそうです。その他スペックは以下の通り。
OS | Android 11, MIUI 12.5 |
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CPU | Snapdragon 888 |
メモリ | 8/12GB |
容量 | 128/256GB |
画面 | 6.81型 (1440 x 3200) |
カメラ | 10800万画素+1300万画素+500万画素 |
インカメラ | 2000万画素 |
電池 | 4600mAh |
寸法 | 1164.3 x 74.6 x 8.1 mm194g |
その他 | 有线闪充55W、画面内指紋認証, harman kardonスピーカー |
(編集・校閲: あいばら)