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Bose QuietComfort Earbuds レビュー。随一の「静寂」、左右独立型に新定番

 ノイズキャンセリングに定評があるBoseが作ったイヤホン!

 Boseの完全ワイヤレスイヤホン「Bose QuietComfort Earbuds」を購入したので、レビューします。

開封

 今回購入したのはブラックになります。本体以外の付属品は以下の通りです。

  • SmallとLargeサイズのイヤーチップ(Medium装着済み)
  • USB-C 充電ケーブル(30.5 cm)
  • クイックスタートガイド

外観

 Bose QuietComfort Earbudsの充電ケースになります。写真で見るとサイズ感はあまり分かりませんが、めちゃくちゃ大きいです。

 ポケットの中に入れていると、ものすごい存在感を感じます。僕が今まで使ってきた完全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスの迫力。

 蓋を開けるとBose QuietComfort Earbuds本体が顔を出します。

 ちょっと小さな埃が目立ちますね。ホワイトにしておけばよかったと思っているのは内緒。真ん中にはペアリングボタンがあります。

 Bose QuietComfort Earbudsの表面は艶消しになっており、汚れが目立ちにくいです。

 また、イヤーチップには耳に引っ掛けるウィングがあるので、まず耳から落ちません。装着感に関しては後ほど見ていきます。

音質

 まずはBose QuietComfort Earbudsの音質から。

 Boseのイヤホンやヘッドホンは「低音」が特徴ですが、それはBose QuietComfort Earbudsでも同じ。

 引き締まった硬質な低音をビシビシ鳴らしてくれます。安物イヤホンでありがちな無駄に大きくてボヤーっとした低音ではなく、クリアでキレがあり、しっかりと深みを感じる音で非常に聴いていて気持ちがいいです。

 ボーカルの音もかき消さないちょうどいい低音なので、個人的にはすごく満足できるサウンドでした。

 音の分離感もとても高いので一つ一つの楽器の音が鮮明に聴こえてきます。今まで聴いていた音楽も、Bose QuietComfort Earbudsで聴くと新たな違いに気づくかもしれません。

 ただ、高音の伸びや音場はそれほど良くなく、「普通」。

 個人的には「Official髭男dism」の楽曲との相性が素晴らしかったです。低音の響きが凄まじく、曲の入りの部分で思わず鳥肌が立ってしまいました。

ノイズキャンセリング性能

 Bose QuietComfort Earbudsの目玉でもあるノイズキャンセリング性能ですが、一言で言うと「静かすぎて逆に怖い」です。

 本当にびっくりしました。「え、ここまで静かなの?」って感じで、Bose QuietComfort Earbudsを耳にはめた瞬間にサーッと、周りの騒音がかき消されます

 宮城県仙台市の人混みの多い夜のアーケード街で、Bose QuietComfort Earbudsをつけながら歩いていましたが、話し声や周りの物音はほぼ聴こえません

 交通量の多いバイパスの歩道を歩くと、流石に走行音は多少聴こえて来ます。ただ、割と静かな住宅街なんかで一人で歩いているシーンでは、後ろから近づいてくる車の音は全く聴こえません。ちょっと注意ですね。降りて来た運転手に殴られるまでわからないんじゃないでしょうか。(冗談です)

 個人的には、最高クラスのノイズキャンセリング性能を持つAirPods Proより、Bose QuietComfort Earbudsの方が優秀ではないかと感じました。大きな差はありませんが、AirPods Proより静かに聴こえるシーンは多少あります。目の前の話し声は、ほぼ聴き取れません。

 また、Bose QuietComfort Earbudsは専用アプリ「Bose Music」を使うことでノイズキャンセリングの調整ができます。

 10段階で調節可能で、シーンに応じて使い分けられます。最小にすると装着していない状態とほぼ一緒。

 ノイズキャンセリング調節を「最大」にして街を歩くとあらゆる騒音がシャットアウトされますが、危険を察知できないので危ないです。

 専用アプリ「Bose Music」から設定することで、お気に入りのノイズキャンセリングプリセットを3つまで登録できます。左耳をダブルタップすることで瞬時に切り替え可能なので、僕は最大・中間・最小の3パターンを使い分けています。

外音取り込みモード

 外音取り込みモードでありがちな「違和感のある外音」ではなく、とても自然な音なので非常に優秀だと感じました。イヤホンをつけていない状態と変わらないので、スムーズに会話できます。AirPods Proの外音取り込みモードと何ら変わらない使い勝手です。

装着感

 Bose QuietComfort Earbudsの装着感は良好で、独自のイヤーチップ「StayHear Maxチップ」についているウィングのおかげでちょっとやそっとじゃ落ちません。

 ランニング時に使ってみましたが、安定感がすごくてほとんどブレないので、かなり安心できました。IPX4の防水規格にも対応しているので、スポーツ用途でも使えます。

バッテリー持ち

 Bose QuietComfort Earbudsはイヤホン単体で6時間、ケース兼用で18時間の連続再生が可能です。

 実際に使ってみましたが、イヤホン単体で6時間50分ほど持続。ノイズキャンセリングをMAXにした状態で音楽を再生し続け、途中耳から外したりしていましたが、公称値以上にバッテリーが持ってくれました。

 完全ワイヤレスイヤホンの中でも優秀な部類に入るのではないかと思います。

充電

 Bose QuietComfort Earbudsの充電ケースにはType-Cポートが搭載されており、充電ケーブルを刺すことで充電が可能です。15分の充電で2時間利用可能なので、出先でバッテリー切れになってもちょっと待てば使えますね。

 また、ワイヤレス充電にも対応しています。Galaxy Note20 Ultraの背面にポンッと乗せるだけですぐ充電できるので便利。

見にくいかもしれませんが、充電ランプ光ってます。

専用アプリ「BOSE MUSIC」でカスタマイズ可能

 ノイズキャンセリングの方でも少し触れましたが、Bose QuietComfort EarbudsはBose製品専用アプリ「Bose Music」と連携させることでカスタマイズが可能です。ただ、そこまで設定できる項目は多くありません。

 まずはショートカットの割り当て。左イヤホンのみに割り当て可能で、長押しで任意の機能が起動する仕組みです。バッテリー確認か曲送りのどちらかを選べます。

 装着検出のON / OFFの設定もできます。個人的にはお節介だと思っている、耳からイヤホンを外すと自動で再生中の音楽が停止する機能。これをOFFにできるのは嬉しい。

 通話中の自分の声の大きさをコントロールすることも可能です。

 以上が「Bose Music」でできるカスタマイズです。一番使う機能はノイズキャンセリングの調整くらいで、あとはほぼ使わなそうな機能ばかりです。

操作

 Bose QuietComfort Earbudsでの操作はほとんど右イヤホンで行います。物理ボタンではなく、タッチセンサーが搭載されているので触れるだけで操作可能です。

  • 再生 / 停止:右をダブルタップ
  • 音量調整:右を上下にスワイプ
  • 電話の応答:右をダブルタップ
  • 着信拒否:右を長押し
  • 通話終了:右をダブルタップ
  • 音声アシスタント:右を長押し

 左での操作はノイズキャンセリング調整とショートカットの2種類になります。タッチセンサーの感度は普通で、特に誤操作なども起きません。

遅延・途切れにくさ

 遅延に関しては、動画を視聴する分には全く問題ありません。口と音声のズレは体感できないので、気にする必要は無いです。

 ただ、ゲームに関しては若干遅れて音がやってくるので、音ゲーにはあまり向いていない印象。ゲームの遅延に関してはどの完全ワイヤレスイヤホンも出てしまうのでしょうがないです。

 途切れにくさですが、地方都市の混雑している満員電車で10日程度使ってみましたが、一度も途切れることなく使えました。新宿や渋谷などの非常に混雑している場所では検証していないので、そういったシーンだと途切れてしまう可能性もあるかもしれません。

価格

 Bose QuietComfort Earbudsの価格は3万3000円と、かなり高額です。同じような価格帯にはAppleのAirPods Proがあり、数千円高いですが、個人的にはお金に余裕があるならBose QuietComfort Earbudsをおすすめしたいところです。

 ノイズキャンセリングや外音取り込みモード、バッテリー持ちなどには大きな差はありませんが、音質に関しては明確にBose QuietComfort Earbudsの方が優秀。Bose QuietComfort Earbudsの素晴らしい表現力を味わってしまうと、数千円上乗せする価値はあるかなと感じました。

使って感じた、ちょっとしたデメリット

 最後にBose QuietComfort Earbudsを使ってみて感じたデメリットを、以下の通り紹介します。と言ってもすごく細かいので、気にならない人もいるかもしれません

ケースが巨大

 最初の方でも触れましたが、ケースが非常に大きいのでスキニーのポケットに入れた際には非常に膨らみが目立ちます。

足曲げてません。直立。

 冬場は大きめのポケットがついているコートを着るので大きな問題ではありませんが、夏場だと収納スペースがスキニーのポケットくらいなのでかなり邪魔になると思われます。

片耳での使用は右イヤホンのみ

 片耳だけで使用する際は右イヤホンしか使えません。左だけを使用する場合、右をケースにしまって蓋を閉じると、ペアリングが切れてしまいます。僕は夜寝る前にベッドで横になりながら片耳だけ使うことが多いので、少し不満に感じました。

 左をケースにしまって右だけを使うことは可能ですが、その逆は無理。もし可能であればアップデートで解決して欲しいと思います。

総評

 価格は高いですが、その分の価値はあります。特にノイズキャンセリング性能は圧巻の出来で、耳に装着するだけであらゆる雑音や騒音を一瞬でカットしてくれます。

 音質と性能、どちらも両立した素晴らしいワイヤレスイヤホンなので、もし興味あればチェックしてみてください。

 AmazonBose公式ストアで販売されており、30日間返品・返金保証キャンペーンもやっています。

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