2021年1月12日に開催されたScience and Technology Billboardにて、Huawei Consumer Business Software部門主任の王成录氏は、スピーチにて、HarmonyOS(鴻蒙OS)によるカバー範囲を「3億から4億台」とすることが目標であると述べました。新浪科技が報じています。
米国の制裁によってAndroidのGMSを利用できなくなったため、Huaweiは代替オプションとしてHarmonyOSを開発しているというのが一般的な認識ですが、同氏はこれを否定。AndroidやiOSの模造品では決してなく、将来のIoT時代のための真の水平OSであると主張しました。
Androidが繁栄しているのはスマホだけであり、スマートウォッチ、テレビ、自動車へのアプリケーションはほとんどなく、各ハードウェアデバイスのシステムは断片化している、開発者の作業負荷が大きいと指摘。こうした問題を解決するためだといいます。
また、2021年のHarmonyOSの展開数は、Huawei端末だけで控えめに見積もって2億台、サードパーティ採用端末で1億台。合計して3億~4億台との試算。
米国の制裁により、Huaweiは既にHonor事業を売却し、Kirinチップも残った在庫をやりくりしている状況。スマホだけではなく、成長余地の大きいIoT領域でHarmonyOSを展開することで生き残りを図る算段とみられます。
インターネット上で伝えられている噂によれば、Huaweiは残りのKirin 9000を使うことでP50シリーズをリリース、中国国外版はAndroid版とHarmonyOSの2種類、中国国内版はHarmonyOSのみになるとも。続報に注視したいところです。
Huawei P50
• For Globally – Harmony OS / Android OS both variant
• For China – Harmony OS
• Launch lately in Spring or after, that earlier I had confirmed.
• It’ll may be have Kirin 9000E (Follow Mate 40 series ways)
• 6GB/8GB LPDDR4X
• 128GB/256GB UFS 3.0 (3/3) pic.twitter.com/ddCuJ4nYew— Yash Raj Chaudhary (@hereYashRaj) January 9, 2021