サムスン電子は、2021年の新型Galaxy Noteシリーズの発表を見送り、新機種発表を来年以降に持ち越す方針であることがわかりました。
これは、韓国のDigital Dailyが、サムスン電子CEOのDj Koh氏に行った取材によって明らかになりました。同誌の取材でDj Koh氏は、「Galaxy Noteシリーズは過去10年間愛されてきた重要なファミリーである」とした上で、Galaxy S21 UltraへSペンを採用したことなども鑑みると、2021年内の新型Galaxy Noteの発表は難しいと話しています。
サムスンは近年、フォルダブルデバイスや「Galaxy S」「Galaxy A」シリーズの販売に力を注いでいます。そのため、Galaxy S21 UltraがSペンに対応するとのリーク情報が流れた際には、Galaxy Noteシリーズ自体が廃止されるとの噂も流れていました。
Dj Koh氏は「新製品を出さないわけではなく、時期は異なるものの、来年には継続的に発表していく予定だ」と述べており、今後もGalaxy Noteシリーズの開発を続けることを強く強調しています。昨今の半導体不足も影響していそうですね。
Galaxy Noteシリーズは、Galaxy Sシリーズに並ぶサムスンの主要スマートフォンの1つです。スライタスペンを本体に内蔵していることや画面の大きさなどからファンも多く、毎年8月の発表会では多くの注目を集めているだけあって、今回の決定はGalaxyシリーズの今後の売り上げに大きく響きそうです。