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ROG Phone 5シリーズ正式発表。ProとUltimateもやってくる!

 ASUSは3月10日にオンラインで開催したグローバル向け発表会「ROG Phone 5 Launch Event」にて、「ROG Phone 5」シリーズを正式発表しました。在来のROG Phone 3まではモデルや本体色は一種類のみでしたが、ROG Phone 5シリーズではラインナップが大幅に増加しました。

SDM888を徹底的に冷却してAntutuスコア74万台

 SoCはすべてのモデルでSnapdragon 888を搭載。Antutuベンチマークスコアは74万点を超えます。ROG Phoneでは恒例の快適にゲームを遊ぶための「X Mode」に加え、新しく「X Mode+」が登場。

 指が主に触れる部分から熱を遠ざけ、外付けクーラーに近づけ冷却効果を得るために本体中央にCPUを設置し、大型のチャンバーを搭載したり、表面温度を最大15度、CPU温度を最大10度下げることができるとする外付けクーラー「AeroActive Cooler 5」を用意することで競合スマホと差を付けます。

 Antutuベンチマークスコアは同じ性能のSoCを搭載するMi 11に対して4万点ほどリードしています。ただし、下グラフのGalaxy S21 UltraはSnapdragon 888ではなくExynos 2100を搭載するものである点は注意が必要です。

ディスプレイもしっかりゲーミング

 24.3msの低遅延で、144Hzで駆動するSamsung製の有機ELディスプレイを搭載。Delta-E<1やHDR 10+にも対応し、応答速度は1msをアピール。ROG Phone 3では270Hzだったタッチサンプリングレートは300Hzに引き上げられています。

 ROG Phone 5は、リフレッシュレートはROG Phone 3の隠しモード160Hzを除けば最速タイです。しかし、タッチサンプリングレートの点では1000Hzを実現したド変態スマホが存在しますが、300Hzでも十分であると思います。

スピーカーもイヤホンもマイクも一切の妥協なし

 ROG Phone 5のスピーカーは前面上下に1つずつ、背面に大型のスピーカーを二基搭載。マイクも本体4か所に設置されています。

 さらに、ROG Phone 3で廃止された3.5mmイヤホンジャックも復活。近年イヤホンジャックを省略する風潮が強いがために、これはうれしいですね。

65W充電、6000mAhで激重ゲームも快適長時間プレイ可能。

 電池容量は、3000mAhのバッテリーセルを二つ搭載することで65Wの高速充電に対応。51分でフル充電が可能です。

 ゲーム時の電池の持ちも良好で、他社製フラッグシップスマートフォンと比較しても大きくリードしている、としています。ちなみに、競合として比較しているスマホの電池容量はそれぞれMi 11が4500mAh、Galaxy S21 Ultraが5000mAhとなっています。

 さらに本体側面にUSB-Cポートを追加で搭載し、ケーブルが邪魔にならずに充電しながら使用することが可能。AeroActive Cooler 5を接続した場合、クーラー底面に用意されているUSB-Cポートと3.5mmイヤホンジャックを同時に使用できます。

ゲーム向きの機能も充実

 ROG Phone 5シリーズは本体側面にあるL/Rボタンとして使える仮想ボタンが搭載されており、タップやスワイプでの操作が可能。また、本体を振ることで操作が可能になる「Motion Control」にも10パターン対応しています。

前モデルのアクセサリーとの一部互換性も

 ROG Phoneシリーズの大きな特徴である変態的なアクセサリー群も継承。ROG Phone 3とは本体サイズがやや異なるため一部のアクセサリーに互換性はありませんが、それでも多くのアクセサリーをそのまま利用可能です。

その他

 本体色に新しく白色も登場し、また背面のマスクロゴも以前は単色で発光するものでしたが、ROG Phone 5では複数色で発光が可能なドットLED調に変わっています。

 カメラは6400万画素のIMX 686をメインカメラに採用し、超広角レンズとマクロレンズでの三眼構成です。インカメラも2400万画素と高画質で、ケースなしで239gという本体の重さが気にならなければメインスマホとしても十分使えそうですね。8K30fps撮影も可能ですが、個人的にはカメラの性能を大幅に抑えて価格を下げたモデルも用意すればもっと売れるだろうなと思っていたのですが、残念です。

 今までのROG Phoneには、背面に単色で発光するマスクロゴが鎮座していましたが、ROG Phone 5シリーズにはそれぞれ違う色での表現が可能なドットLED調となっています。

ROG Phone 5 Pro/Ultimate

 ROG Phone 5 Pro/Ultimateは、ROG Phone 5とカメラや寸法やディスプレイ、SoCの仕様などは変化していませんが、ゲームに役立つであろう背面の仮想ボタン「Rear Touch」が2つ搭載されています。

 また、両者とも本体裏側に着信や充電状況の確認、アニメーション表示が可能なサブディスプレイ「ROG Vision」を備えます。自分でアニメーションをカスタムすることも可能なようです。

 ROG Phone 5 ProにはAeroActive Cooler 5が付属、Ultimateにはそれに加え帽子などのグッズが付属するようです。 

モデル・価格

 ROG Phone 5の価格は、メモリ8GB/ストレージ128GBのモデルが799ユーロ(執筆時日本円で約10万3000円)、同12GB/256GBが899ユーロ(約11万4000円)、16GB/256GBが999ユーロ(約12万9000円)。ROG Phone 5 Proは16GB/512GBのみのラインナップで、価格は1199€(約15万6000円)です。ROG Phone 5 Ultimateは実行メモリ量としてスマホ最多のSKhynix製18GBを搭載。ストレージ512GBで1299ユーロ(約17万円)です。

 なお、対応バンドの差異によってA~Hのバージョンが用意されています。

スペック

 スペック比較は以下の通り。

  ROG Phone 3 ROG Phone 5 ROG Phone 5 Pro ROG Phone 5 Ultimate
OS Android 10 Android 11
SoC Snapdragon 865 Plus SnapDragon 888
実行メモリ 8/12/16GB 8GB 12GB 16GB 16GB 18GB
容量 128/256/512GB 128GB 256GB 256GB 512GB 512GB
画面 19.5:9(2340×1080)6.59インチ
AMOLEDディスプレイ
リフレッシュレート144Hz、
タッチサンプリングレート270Hz
10点マルチタッチ、タッチ反応25ms
20.4:9(2448×1080)6.78インチ
AMOLEDディスプレイリフレッシュレート144Hz、
タッチサンプリングレート300Hz10点マルチタッチ、
タッチ反応24.3ms
カメラ   6400万画素F1.8+1300万画素+500万画素マクロレンズ
インカメラ 2400万画素
電池 6000mAh
本体色 ブラック ブラック、ホワイト ホワイト
寸法 171×78×9.85mm, 240g 173 x 77 x 9.9 mm,239g
その他 Xmode,GameFX,AirTrigger 3,30W急速充電 Xmode,GameFX,AirTrigger 5,65W急速充電 Xmode,GameFX,AirTrigger 5,65W急速充電,ROG Vision,Rear Touch
付属品 Aero Case,AeroActive Cooler 3 65W急速充電器 AeroActive Cooler 5,65W急速充電器 AeroActive Cooler 5,65W急速充電器,グッズ
価格 12万9800円(16GB) 799 € 899 € 999 € 1,199 € 1,299 €
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