招待制音声SNSサービスの「Clubhouse」は、2021年夏からこれまでの招待制を廃止し、登録すれば誰でも利用可能な登録制に変更することがわかりました。
公式Twitterには、「今年夏に一般向けリリースを予定している」との記述があります。
✨ Town Hall Highlights 5/30 ✨
💚 Getting closer to feature parity for our 2m+ Android users every day
🌐 Heading for general release sometime this summer! That means the next few updates will be about discovery, notifications, and less visible but very crucial improvements
— Clubhouse (@Clubhouse) May 30, 2021
Clubhouseは、機能のシンプルさや使いやすさ、有名人が多く利用しているなどの点から、2021年1月から2月にかけて爆発的に普及した音声SNSサービスです。
このSNSの特徴は「完全招待制」という点です。現在、Clubhouseに新規登録するには、「他のユーザーから招待を受ける」または、「他のユーザーの電話帳に自分の電話番号が登録されている」のどちらかの条件を満たさなければなりません。また、他のユーザーから招待を受ける場合にも、招待できる回数が限られており、誰でも何人でも招待できる、というわけではありませんでした。
最盛期には、「招待制」という特別感から登録したユーザーも少なくない反面、この「招待制」が新規ユーザーの足かせになっていたという事実もあります。周りで利用している人がいないと使えないという高いハードルを設定した結果、招待枠の売買も横行し、かえって特別感が薄れてしまいました。
それにより、現在は利用者数も減少。また、TwitterやDiscordなどがClubhouseに類似した機能を導入したことにより、利用者はさらに流出しています。今回の招待制廃止は、その利用者数減少を食い止めるためのもので、新規登録者を増やすことで利用者数減少に歯止めをかける狙いがあるとみられます。
Clubhouseは、2021年5月にAndroid版アプリを正式公開し、現在では200万人がAndroid版を利用していると発表しています。Android版アプリ提供開始と同様に、今回の招待制廃止も今更感はありますが、果たしてClubhouseの狙い通りに利用者数を増やすことはできるのでしょうか。
Clubhouse
— 📱すまほん!!⛅5G📶 (@sm_hn) June 3, 2021