Realmeが中国など一部市場向けに同社初のノートパソコン「Realme book Slim」を発表しました。高精細な画像や比較的細いベゼルを採用しておきながら6万円台からと比較的リーズナブルな価格となっています。
CPUは下位グレードがCore i3-1115G4、上位グレードはCore i5-1135G7を搭載。とくにCore i5-1135G7に搭載されているIris Xe Graphicsは内蔵グラフィックとしては優秀で、スペックを必要とするFPSなど3Dゲームもある程度はプレイ可能となっています。
そういった用途を想定しているのか、Realme Book Slimはデュアルファンを搭載しています。本体底部から吸気、奥側に排気しており手元がそれほど熱くならずにゲームができそうです。メモリは8GB、ストレージは256/512GBのSSD。
ディスプレイは14インチIPSのQHD(2160×1440)となっており、一般的なノートパソコンより高精細になっています。ディスプレイの比率は近年採用が増えている3:2。上下に流れるWebサイトが多い中で16:9のディスプレイよりも多くの情報を表示できることだそう。また、画面占有率は90%となっており、かなりスタイリッシュに映ります。
バッテリーは54Whで駆動時間は11時間と、あまり電池が持たなさそうな印象を受けますが、USB-PDでの65Wの急速充電に対応。30分で50%分の充電が可能であるとしています。重量は1.38Kgで同型のノートパソコンとしては平均より多少軽めな重量です。
ポートはUSB-C 3.2 Gen 2が2つ、USB-A 3.1が1つにヘッドホンジャックとかなりシンプルになっています。上位グレードはUSB-C 3.2 Gen 2のうち一基がThunderbolt4に対応。
OS | Windows 10 home |
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CPU | Intel Core i3-1115G4,Intel Core i5-1135G7 |
メモリ | 8GB |
容量 | 256,512GB |
画面 | 14型3:2(2160×1440) |
インカメラ | 100万画素 |
電池 | 54Wh,11時間,65W急速充電,USB-PD |
寸法 | 307.21×228.96×14.9mm,1.38Kg |
その他 | 指紋認証、バックライトキーボード |
そのほか、指紋認証やDTSによるサラウンドシステムに対応。3段階バックライトキーボードやMicrosoft Office 2019 Home&Studentを備えるようです。
また、PCにスマホの画面をミラーリングし、操作できる機能に対応。通常のWindows PCではGalaxyスマートフォンのみ対応していますが、それに似た機能がRealme製スマホで使用できます。当面は同日にインドでの発売が発表されたRealme GT Master Editionのみとなっていますが、将来的には対応機種をRealmeブランドのスマホの多くに拡大していくとしています。
本体色はReal GreyとReal Blueの二色。価格はCore i3-1115G4搭載、SSD256GBの下位グレードが44999₹(日本円で6万6000円)、Core i5-1135G7、512GB SSD搭載の上位グレードが56999₹(同8万4000円)となっています。