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OPPO Find N海外評「Galaxy Z Fold 3よりコンパクトで取り回し良し」

 2021年12月15日に発表されたOPPOの折り畳みスマホ、「Find N」ですが、現時点での海外での評価はどんな感じなのか?海外サイトGSMArenaがレビュー動画を出しています。

 動画では競合先行折り畳み機「Samsung Galaxy Z Fold 3」との比較も。Find NはZ Fold 3よりコンパクトという点が、デザイン面で評価されています。

 Find Nは折りたたんだ状態で5.49型、展開して7.1型のスクリーンサイズ。畳むと普通のスマホより分厚くはなりますがコンパクトです。表面はゴリラガラス、フレームとヒンジはアルミニウム製でしっかりとしていてプレミアム感のある質感。閉じるとピッタリとディスプレイが密着するので何度も開いて閉じてを繰り返すと開きにくさを感じるが、ヒンジデザインのおかげで中央の折れ目はSamsung製品より目立たないとのこと。

 カバースクリーンは988×1972、60HzのAMOLEDスクリーン。上部にはインカメラ用のパンチホール。Z Fold 3の縦長なディスプレイより手が届きやすく操作しやすい小さめのサイズを評価しています。

 展開時に使用することとなるインスクリーンは1792×1920、120HzのAMOLEDディスプレイ。120Hz対応なのでスクロールなどは滑らかですが、高リフレッシュレートのゲーミングには対応しておらず60Hz止まりです。

 ほかにも両スクリーンの色合いが均一な点を評価しており、動画などコンテンツを閲覧中にスクリーンを切り替えることができ、それぞれのディスプレイに合ったサイズとアスペクト比に調整されてシームレスに表示されます。画面切り替え時には基本的に滑らかですが、カバースクリーンとインスクリーンの差としてはリフレッシュレート差を一番感じるとのことです。輝度はインスクリーンの方がやや暗めですが普段使いには十分。両面ともHDR10+に対応。

 ステレオスピーカーが左右側の底面に一つづつ搭載されていますが、下側にしかないためあまりステレオ感は感じず。音質は高音が抑え気味でバスもそれほど強調されていない、可も不可もないまずまずの音質とのこと。

 側面には電源ボタン兼指紋認証センサーのボタンが搭載されており、感度は高く画面のon/offが確実かつ素早くできます。

 OSはAndroid 11ベースの「ColorOS 12」がプリインストール。ミニタブレットサイズのディスプレイを活かし、分割スクリーン機能を使用したりウィンドウをホーム画面に最小化して表示できるなど、Find N特有の機能がいろいろ備わっています。本体を90度折りたたんだ状態でカメラを使用するとスタンドとして機能し、半分を写真のプレビューに使用することもできます。

 CPUは「Snapdragon 888」に実行メモリは8GB/12GB、内蔵ストレージは256GB/512GB。パフォーマンスは高く、ゲームなど高処理タスクをすると本体がやや温まりますが熱管理は問題なさそうだとのこと。

 バッテリー容量は4500mAhでバッテリーライフはとても好調。インスクリーン使用で最長90時間も持ち、カバースクリーンのみなら106時間というスゴイバッテリー持ちです。 Z Fold 3はテスト上最長75時間のためバッテリーライフではFind Nの圧勝ですね。充電速度は33Wのアダプターで30分間で57%でした。ワイヤレスとリバースワイヤレス充電にも対応。

他社製対抗機種とのバッテリーライフ比較

 カメラ性能ですが、スペックは三眼仕様(メイン5000万画素、超広角1600万画素、2倍望遠1300万画素)。

 メインカメラでは1250万画素の画像を撮影可能で、細部までよく写っています。自然撮影などでは高い実力を発揮しますが、一つ問題を挙げるとすると人工物の撮影になると角はややぼやけ気味でした。

フェンス土台部分など、角の直線がぼやけ気味

 望遠カメラは1200万画素の画像を撮影可能で、たまにノイズが入っていたり色合いが不明瞭なこともあり決して完璧ではありませんがズーム時のディテール、コントラストにシャープネスはどれも良いとの評。

 メインカメラと望遠カメラ両方でポートレート撮影ができますが、十分な光量下では望遠カメラの方がよりはっきりと人物が背景から区別されて写っており良い写真が撮れるといいます。

 超広角カメラにしては詳細もしっかり写っており、画像処理も自然でこちらも良い感じ。もう少し色合いが鮮明でも良いがコントラストやダイナミックレンジなどは十分と評価。

 特筆して良かった点は低照度撮影で、メインカメラの露出補正、細部のディテール、色合いの処理とどれも素晴らしく、ダイナミックレンジも期待以上の広さ。ナイトモードもあり、onにするとより明度の高くディテール精細。onの状態では場合によって望遠カメラでの撮影に切り替わります。

ナイトモードon

 一方超広角カメラは低照度ではあまり使い物にならないとのこと。たしかに全体的に暗すぎて、細かいところが全然見えないですね。

 インカメラはカバースクリーンとインスクリーン両方に全く同じカメラが搭載されており、画質は飛びぬけてよい点はないもののバランスの良い性能。自撮りの場合は本体を展開し、カバースクリーンをプレビュー用ディスプレイとして使用しながらメインカメラで撮影がよさそうです。

 動画は4K30FPSクオリティでリアカメラ3つ全てで利用可能。色合い、ディテール、コントラストと全てにおいて申し分ないクオリティです。

 総評として、Find NはSamsungの折り畳みシリーズよりコンパクトで、フラッグシップ機相応のスペックと、カメラ特化型ほどではなくとも十分に良いカメラ性能を備えた一台です。Z Fold 3にとって代わる一台として検討してみてもよいと動画では評価されています。動画内ではそのコンパクトさが評価されていましたが、他のレビューを見てみると逆に小さすぎるという声もありました。

 Find Nは現在中国国内のみ入手可能ですが、グローバル版の解禁とその評価に注目です。

 なお入手困難な中、弊誌ライターも入手しており、現在レビュー中ですのでお待ち下さい。

情報元YouTube

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