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「Tizen OS」に終止符か、アプリストアがついに「完全閉鎖」。

 SamsungがTizen OSのアプリストア「Tizen Store」を終了したことがわかりました。海外サイトTizen Helpが伝えています。

 Tizen OSはSamsung主導のモバイルOS。スマートフォンSamsung Zシリーズやテレビ、スマートウォッチ、家電製品に搭載されてきました。

 Tizen Storeは2021年6月に新規登録を終了。2021年12月31日にはアプリダウンロードや更新も不可能となり、完全に終了しました。ストアを表示するとエラーコードが表示されます。

 SamsungはTizen OSを搭載スマホとして「ZEQ」シリーズを計画、Tizen Foundation加盟のNTTドコモは2014年にZEQ SC-03Fを投入予定でしたが、キャンセル。後にSamsung Z1, Z2, Z3, Z4といったTizenスマホを海外投入してきましたが、販売は振るわず、2017年のZ4を最後に新規機種は出ていませんでした。

FCC掲載、FeliCaロゴやワンセグアンテナ搭載のSC-03F 画像出典:blog of mobile

 Samsungは既にウェアラブル向けのTizenをGoogleのWearOSに「統合」し、置き換えています。かつてAndroidやiOSを打倒するため携帯電話事業者を巻き込んで開発してきたTizen OSの夢は、もはや潰えたといっていいでしょう。

 ただSamsungはCES2022にてTizen OS搭載のスマートモニターをお披露目しているので、据え置き大画面端末などでは限定的に使われる可能性はあるかもしれません。実際、同じく第三のOSとして登場するも討ち死にしていったPalm webOSやFirefox OSも、LGやPanasonicのテレビで細々と生き長らえています。

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