米国のあるレストランにて、Googleの社員が置き忘れたと思われる「Pixel Watch」の試作機が見つかりました。Android Centralが伝えています。
Pixel Watchはこれまで、全体的に丸みを帯びたデザインの予想レンダリング画像がリークされていました。今回公開された写真を見ると、おおむね予想と一致していることが分かります。液晶は側面まで湾曲したエッジディスプレイを搭載しているように見えますね。
リューズ上部には、錠剤型の物理ボタンが見受けられます。この構成は、Wear OS 3のUIモックアップと酷似していることからも、おそらくOSには現状最新のWear OS 3が搭載されるのではないでしょうか。
底面は、金属製ながらもガラスコーティングされたような見た目が特徴的です。当然ながら、心拍数等を測定するセンサーも備わっています。
また試作機と一緒に、独自の純正バンドも見つかっています。形状を見るに、本体に直接マグネットでカチッと取り付けるワンタッチタイプです。材質はApple Watchのスポーツバンドに似ているとのこと。ちなみにスポーツバンドは、シリコンよりも耐久性や肌触りに優れた「フルオロエラストマー」を採用していました。
試作機を発見した人の話では、起動はしたものの、Googleロゴが表示される画面から進まなかったとのこと。外観以外のUI、使用感等はまだ不明となっています。
今回見つかったのはあくまで試作機。一緒に置き忘れられていた箱に「このユニットは内部テスト及び開発用」と記されていたことからも、製品版とは仕様が異なる場合があることに留意が必要です。FCCやCEといった認証機関もまだ未通過とのこと。
Googleは毎年5月に開発者会議「Google I/O」を開催しており、今年ももう来月に迫っています。Pixel Watchは、Google Pixel 6aと同時にこの場で発表される説が有力です。
以前9to5Googleで伝えられていた噂によると、Pixel Watchは内部ストレージ32GBを備え、SoCにはTensorの技術を活用したSamsungのExynosシリーズが搭載されるとのこと。完成度によっては、Apple Watchにも対抗しうるハイエンドなスマートウォッチに仕上がるかもしれません。
現状スマートウォッチといえば、SamsungやOPPOが奮闘しているものの、いまだにApple一強といった状態が続いています。Pixel Watchがスマートウォッチ市場を動かすことができるのか楽しみですね。続報を待ちましょう。