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透明スマホ「Nothing phone(1)」、芸術的NY「地下鉄路線図」着想の美しい内部を示唆

 やはりスケルトンスマホ、しかも日本登場か!

 英ロンドンを拠点とするブランド「Nothing(ナッシング)」 は、スマートフォン第一号となる「phone (1)」のデザインとアプローチを発表、これについてNothingのデザイン部門の責任者であるトム・ハワード氏のインタビューの説明を公開しました。

 Nothingは透明なイヤホンをリリースしているメーカーとして知られており、日本では「Nothing ear (1)」を発売中です。

 トム・ハワード氏曰く、ほとんどのAndroidのスマートフォンは効率を最大化するために頂点から底部まで内部で接続する部品配置が同一化しており、コスト/時間/リソースにお金をかけるブランドは少なく、芸術性とイノベーションが台無しにされているのだといいます。

Nothingが「同じような製品」の例として挙げるスマホ分解図 筆者注:2015年発売のGalaxy Note 5と思われる

 これに対しNothingはスマートフォン業界にワクワク感と高揚感を取り戻すことを目標にしており、Nothing製品は全製品に透明性を交えているが、デザインとエンジニアリングの厳しい戦いの賜物であると自ら評価。

 たとえば製品第一号のear (1)は、透明ゆえに内部の細かい磁石さえ磨く必要があり、サプライヤーも苦慮。スマホとなればさらに大きな挑戦になるとのこと。

 スマホ内部基板の接続配置は、イタリア出身のデザイナーであるマッシモ・ヴィネッリのデザインした芸術的なニューヨーク地下鉄路線図から着想を得ているとこと。ワイヤレス充電コイルはパズルのように工夫を加えているとしています。

 ear (1)と同様にデザイナーとエンジニアとの間での議論やサプライヤーを見つけることには苦労があったそうです。

 価格、発売日、その他の情報は近日発表するとのこと。日本向けの公式SNSアカウントを開設して動きを活発化させていることから、日本含めた展開が期待できそうです。

 Nothingが海外でNothing Phone(1)を一部発表した時、外観は公開されませんでした。判明していたのは、SoCにはQualcomm Snapdragonを搭載、OSには独特なドットのフォントやテーマが特徴的なNothing OS(Androidベース)を採用、3年のOSアップデートと4年間のセキュリティパッチ提供ということ。2022年夏発売予定と告知済み。

 透明なデザインのスマホと言えばHTC U12+トランスルーセントブルーなどの先例がありましたが、果たしてどのような機種になるのか、期待しておきたいところです。

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