Xiaomiのミッドレンジスマホである「Xiaomi 12 Lite」ですが、GSMArenaが公式YouTubeチャンネルにてレビューしています。
本機はフラッグシップモデルであるXiami 12シリーズの中の廉価版モデルという位置付けで、飛び出したカメラモジュールなどデザイン傾向は似ている点が多いそうですが、ボディ素材はつや消しガラス風仕上げのプラスチックとなっておりコスト削減がなされているようです。素材の差もあり本体重量はたったの173gと軽量とのこと。
ディスプレイは6.55型のAMOLEDディスプレイ、解像度は1080pで最高リフレッシュレート120Hz対応。スクリーンを操作していないときは自動で60Hzに切り替わり、バッテリー節約をしてくれる機能が搭載されているそうです。ミッドレンジスマホにしては画質は良いとのことで、12bitカラーとHD10+に対応。シャープネスとコントラスト、画面最大輝度が優秀と評価しています。画面下指紋認証システムも搭載し、反応もよしと高評価。
ステレオスピーカー2基を搭載し中音~高音にかけては良い音質と十分な音量が得られるとのことですが、低音は弱めでイヤホンジャックも非搭載だそうです。
OSはAndroid 12ベースのMIUI 13を搭載しているとのこと。
SoCは「Snapdragon 778G 5G」を搭載し、ベンチマーク上は他社ミッドレンジスマホを圧倒したとのこと。ゲームをテストプレイしてみた結果やや機体が温かくなりましたが、全体的なパフォーマンスは安定していたとのことです。また内蔵ストレージは最大256GB、実行メモリは最大8GBのオプションが選択可能だそうです。
電池容量は4300mAhで先代11 Lite 5Gと同量程度ですが、電池持続時間はテストの結果12 Liteの方が20時間ほど短く最大100時間ほどだったとのこと。先代モデルよりバッテリー持ちが悪くなってしまったのは惜しいポイントでしょうか。67W高速充電に対応し、テストの結果30分間で0%から84%まで充電が可能だったそうです。
カメラは1億800万画素メイン、800万画素超広角、200万画素マクロカメラの三眼仕様だそうです。インカメラは3200万画素のものを搭載とのこと。
日中の撮影ではメインカメラがとても良い仕事をするとのこと。シャープネスと色合いは良く、ディテールは細かく豊かでノイズも少ないと高評価。ポートレート撮影も被写体がしっかり浮き出して写っており良いと評価しています。超広角は画素数的にシャープネスとディテールに関しては期待できませんが、全体的にはダイナミックレンジが良く十分なパフォーマンスとのこと。
マクロカメラは先代より解像度、画質共にややダウングレードしており、自動フォーカス機能も搭載されていないため良い一枚を取るには試行錯誤が必要と語っています。
メインカメラの低照度撮影はとても良く、コントラストが優秀でダイナミックレンジも改善しているとのこと。色合いとディテールを強化するナイトモードも搭載しており夜間の撮影も妥協なくできそうと期待できますね。
インカメラによるセルフィ撮影はディテール、露出、色合い、ダイナミックレンジ全てよしと評価しています。自動フォーカス機能も搭載とのこと。
動画撮影は4K動画を最高30FPSで撮影可能。白色がやや青っぽくみえる傾向はありますが、全体的に画質は良いとのことです。
総評としては、Xiaomi 12 Liteはミッドレンジスマホとしてオールラウンドに優秀と語っています。しかし問題は、同社のミッドレンジスマホのラインナップには既に本機と同じくらいの機能製を備えたモデルがより安価で存在するということだそうです。それらより高価な本機が勝る点といえばチップセットのスペックくらいですが、12 Liteにアップグレードするとなると改善点がチップセットくらいしかない上、他のフラッグシップモデルが手に届きそうな価格帯に入ってしまうとのこと。やや歯がゆいコスパの一台になってしまったようですね。