最近のGoogleは自社製スマホのシェア拡大に本腰を入れ、カメラ性能などを一般ユーザーにも訴求していますが、端末ラインナップの拡充というアプローチもとろうとしているようです。
NotebookCheckによると、開発者のKuba Wojciechowski氏が「第3のPixel」ともされる、コードネームLynxの情報をPixel 7シリーズのソースコードより発見したとのこと。性質上、情報源はごく簡単に確認できるため、一定の信憑性はありそうに思えます。
Next, the display. While I was unable to obtain any hard specs, I’ve found places where the bootloader refers to the panel as “s6e3fc3-l10”. S6E3FC3 is the Display Driver IC (DDIC) used in Pixel 6/6a/7 as well as some other devices such as the Samsung Galaxy A72.
— Kuba Wojciechowski⚡ (@Za_Raczke) October 16, 2022
しかし、コードネームの「Lynx」はセラミックボディ搭載を搭載すると噂された旗艦端末である「Pixel Ultra」とされたデバイスと同じものであり、矛盾が生じます。同氏によれば、この端末がディスプレイICがPixel 6/6a/7と同じものを参照しており、Pixel 6 Pro / 7 Proより明らかに低スペックであるとのことで、あくまでLynxは「Pixel Mini」ではあるとの見解であるようです。
なお、ディスプレイまわりが120Hzに対応していても、Pixel 6aのように意図的に制限され使えない可能性は十分あります。
Budget phone of the year? Pixel 6a with 90Hz unlocked pic.twitter.com/3suHD88KyZ
— Nathan (@TheLunarixus) August 10, 2022
カメラ構成についても一部判明しており、1300万画素で未発表のIMX 712が超広角及びフロントカメラを担うとしています。そのほかにも、Wi-Fi 6EとBT用のチップのメーカーがBroadcomからQualcommに変更されているようで、通信速度や体験の向上に期待が持てるようです。
ただし、このデバイスは単にPixel 7aであるとの面白みに欠ける説もあるようです。iPhone miniモデルが廃止されたことでハイエンドコンパクトスマホはほとんど存在しないのが現状ではありますが、Pixelがこの分野に参入するのか気になるところ。