YouTubeは、4K画質での再生を有料のPremium会員限定にするテストを行なっていたものの、撤回したと発表しました。
これは、9月〜10月上旬にYouTubeが行なっていた4K再生をPremium会員のみに限定する実験。日本でも話題になり、批判や失望の声も多く上がっていました。
So, after testing up to 12 ads on YouTube for non-Premium users, now some users reported that they also have to get a Premium account just to watch videos in 4K. pic.twitter.com/jJodoAxeDp
— Alvin (@sondesix) October 1, 2022
対象のユーザーのスクリーンショットでは確かに画質選択時に2160p(4K)部分に「Premium」「タップしてアップグレード」と表示されています。
しかし、YouTubeの公式Twitterアカウントはユーザーへのリプライの形で「4K画質オプションをPremium特典とする試験運用を行っておりました」と認めた上で、「現在既にこの運用は終了しております」とツイート。テストの終了を明らかにしました。
いつもYouTubeをご利用頂きありがとうございます。YouTubeでは最近、4K画質オプションをPremium特典とする試験運用を行っておりましたが、現在既にこの運用は終了しております。なお、当試みへのご意見がございましたら下記方法でフィードバックをお寄せ頂けますと幸いです。https://t.co/eVx0GDUp9Z
— TeamYouTube (@TeamYouTube) October 18, 2022
英語のツイートでは「視聴者は現在Premiumメンバーシップなしで4K解像度にアクセスできます」と述べており、4K再生をPremium限定とするのは撤回したことが伺えます。
YouTubeは頻繁に一部ユーザーに対し新機能のテストを実施していますが、今回のようにテストの終了を明らかにするのは稀。
最近YouTubeは広告の数を増やすなどしPremium加入を促進する動きを見せていますが、今回は批判の声が多く撤回せざるを得なかったと考えられます。今後も無料会員でも4K画質で視聴できることに安堵している方も多いのではないでしょうか。