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超美麗ゲーミングPC「AYANEO 2」登場。手のひらで「激重PCゲーム」も動作する高性能っぷりに驚愕

 株式会社ハイビームは、中国新興メーカーAYANEOの新型携帯ゲーミングPC「AYANEO 2」を国内発売すると発表しました。発売日は2023年1月31日予定。Windows 11とAMD Ryzen 7 6800Uを搭載します。

 Windows登載ポータブルゲーミング機として初となるフロントガラスデザインを前面に採用、フラットで洗練された印象になりました。iPhoneのような綺麗なデザインを目指したといい、ネジを見せないPCらしからぬ上質な装いとなっています。側面部には排気口、音量キー、USB Type-C、電源ボタン兼用指紋認証センサー等を備えます。

 背面には給気口。スッキリした外観が非常に好印象です。

 パネルは高色域、解像度1920×1200ピクセルの7型IPSパネル。輝度は400nit。今回有機ELではなく液晶に変更したのは調達可能な7型高解像度パネルが無かったため。動画視聴やゲームには有機ELの恩恵が大きいですが、ゲーム以外のPC的な用途には焼き付かない液晶が有利ではあります。

 7型、660gで大きすぎず小さすぎない絶妙な塩梅。個人的に8.4型は外に持ち出すのには大きいと感じるものの、7型を下回ると画面の小ささが気になる場面があるのでバランスが良いと感じます。

左からAYANEO 2、Zenfone9

上から5.5型 AYANEO Air Standard,  7型AYANEO 2

 操作系も最高峰。ドリフトしにくくデッドゾーンのないジョイスティックを採用。ジャイロセンサーや押し心地の良いトリガーキー、連射機能なども備えます。トリガー感度やモーター振動の調整も可能。

競合と比べても正確に円を描けるスティック精度

 Nintendo Switchと同じHDリニアモーターを採用、上質な優しいフィードバックを実現。なおバイブ非対応のゲームタイトルでも適宜振動する機能を登載。これは音を解析しているためWindowsネイティブでないエミュレータなどでのゲームや動画視聴時にも威力を発揮するといいます。

 高圧ターボ冷却ファンや銅管冷却モジュールにより小型軽量ながらも放熱性を高めたといいます。

 音響もこだわっており、内部基盤小型化により空白を確保、立体音響スピーカーの音質を確保しているほか、ファンの音を減じるノイズキャンセリング対応のデュアルマイクを側面2箇所に備えます。

 電池容量は13050mAh。0%からの満充電まで1時間38分。電池持続時間の目安は以下の通り。

 Ryzen 7 6800UはTDP28WですがオーバークロックでTDP最大33Wに。ただし長時間利用は推奨せずとのこと。

 特にレーシングゲームが快適。ジョイスティックの操作感が気持ちいいです。

 現時点で各タイトルのフレームレートは公開されていませんが、大雑把な目安としては大作は800pでフレームレート高め、1200p高解像度だと30fpsほど。

 とりわけ驚いたのがEAの最新FPS「Battlefield 2042」。本作は推奨動作環境としてNvidia GeForce RTX 3060を要求するなど、非常に重たいゲームとして知られています。これを解消し得るのが本機の対応するAMD FSR。解像度800pに落として高フレームレートで動作させつつ、内部的に低負荷で1200pにアプコンすることで滑らかさと高画質を両立。大画面だと粗も見えますが本機の7型程度では気になりません。普段ゲーミング用に組んだハイスペックなデスクトップPCで動作させている重量級タイトルが手のひらで動作するのは圧巻です。

 800pのアプコンなのでひらけた平原で豆粒のような敵をAimする戦闘は苦手なので、施設内の制圧に絡んだり、乗り物の運転をしたりと立ち回りは工夫する必要があるでしょう。外出先でのゲーム全般に感じるのが「切り上げ時」。電車で目的地についた途端にパッと止められない対人ゲームをやる気になれませんが、途中離脱も比較的容易な本作のようなタイトルならば気軽に外で遊んでみようと思えます。

 発売日は2023年1月31日。価格は21万3000円から。先行予約では特典もつきます。国内正規版となり、1年保証がつきます。マザーボードの不具合などを除けば基本的には国内拠点での修理となるとのこと。

 AYANEO2の廉価モデルとしてAYANEO GEEKも2023年2月中旬に登場します。AYANEO2との差分はデザイン、音解析振動機能など。HD解像度モデルなら15万3300円から。

 AYANEO 2/GEEK両機種ともに本日より予約受付開始。

 このほかAYANEOシリーズ向け汎用ドッキングステーションも発売予定。

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