SE以外のiPhoneが指紋認証を備えないことは、たびたび明確な弱点として指摘されており、次期iPhoneの指紋認証搭載はさんざん期待されつつも、結局XR~14まで5世代にわたって非搭載のまま。
それが今回、ようやく信頼できる情報源より、Appleが画面下Touch IDの開発を進めている可能性が指摘されています。
同様に、Androidと比べてディスプレイの大きいスペースを占有してしまうFace IDについても、画面下に移動する計画があるようです。
9to5Macによれば、ディスプレイ関連に明るいリーカーのRoss Young氏が「Appleは画面下Face IDの開発計画を1年遅らせた」と述べたとのこと。同サイトはこれを反映すると、2025年のiPhone、つまり順当にいけばiPhone 17世代にて採用されるとしています。
すでにカメラと指紋以外のセンサーを画面下に搭載しているAndroid端末はありますが、Appleの社風より、現在のスペックを落としてまでFace IDを画面下に配置することは考えづらいことから、開発難度は他社より高いものとなるでしょう。
一方、これまでも未発表Apple製品の正確な情報を投稿してきた韓国Naverのyeux1122氏によると、Appleの画面下Touch IDは最近の開発である程度の進歩を遂げたとのこと。
また、同氏は現在の開発レベルから推測したところ、Face IDがディスプレイ下に移動してから2~3年の間は様子を見る可能性があるとし、Face IDの画面下への移動の成功がTouch IDの搭載に影響することを示唆しました。
なお、Appleが取り組む新しいTouch IDは、指紋認証はもちろん、酸素飽和濃度や脈拍、ユーザーが手袋をつけているか、また指が濡れているかなどの判断ができるとのこと。一部の機能はApple Watchと被っている気がしますが、Apple製品との連携を重要視するAppleとしてはそれでよいのでしょうか……?
愚直に受け取れば、指紋認証の搭載はiPhone 19とかiPhone 20世代になるということでしょう。6年前といえばAQUOS RやXperia XZ、Huawei P10の世代で、今のスマホとはそれはずいぶんと違うわけですが、iPhoneの変化の乏しさはつまらなく感じるところです。