そっぷる 
ECOVACS様より新発売のDEEBOT N10 PLUSを提供して頂きました。レビューします。
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開封・外観
まずは本体から。いつも通り丁寧な梱包とガイドがあります。
以前紹介した同じエントリーモデルのN8＋と比較しても大きく変更点はなさそうな印象です。
上蓋を開けると電源スイッチ、初期設定用のリセットボタン、初期設定用のQRコード、ダストボックス、簡易清掃キットがあります。
フロントには衝撃を吸収するダンパー、赤外線センサーなどがあります。
上部には距離を測るLiDARセンサーが備わっています。これにより正確に部屋をマッピングして清掃できる、というわけです。
裏返してみましょう。タイヤは簡単な段差も乗り越えられそうなしっかりしたタイヤ。ブラシは毛のあるブラシに加えてラバー状のものもついており、ゴミをしっかり掃いてくれるものです。
ブラシは両側に装着するタイプ。充電用の接点もフロントに備わっています。
下部には水拭き用のタンクも備わっており、モップを装着すると水拭きも可能になります。
今回同梱されていたのは繰り返し洗って使えるタイプのモデル。N8＋では使い捨てのものも同梱されていましたが、N10 PLUSでは同梱されなくなったようです。
以前紹介したフラグシップモデル、X1 OMNIと比較すると、Nシリーズは白を基調にしたデザイン、X1はアルミを基調とした高級感のあるデザインなのがわかります。
つづいて充電ステーションの紹介です。
充電ステーションにはダストボックスが備わっており、ロボット掃除機が吸引したゴミを、ステーション側へ吸引する機能を備えています。
初期設定
設置ができれば早速初期設定を行っていきます。対応言語は幅広く日本語はもちろん英語や韓国語、スペイン語など多種対応しています。
諸々が終わると早速部屋のマッピングが始まります。部屋を片付けておきましょう。
このマッピング時には必ずモッププレートを外しておいてください。筆者も昔これで困ったことがありましたので、最初の段階ではつけないようにしておきましょう。
初期設定が完了するとアプリにトップにN10 PLUSが現れます。少し分かりづらいのですがスマート清掃に入るをタップすると機種の設定画面や部屋ごとの清掃を始めることができます。
基本設定画面では以下の設定が変更可能です。個人的にはカーペット清掃・吸引力自動強化はオンにしておきたいところ。
その他アクセサリーの使用状況では各種ブラシやフィルターなどの寿命を確認することができます。ついつい忘れがちですがこのあたりもアプリでしっかり管理してくれるのはありがたいですね。
あとN10 PLUSからでしょうか、自動排出をオフにできるようになっています。自動吸引機能は非常に便利なのですが、夜に使用したときにはうるさくてオフにしたい、とずっと思っていましたができなかったのが悩みでした。N10 PLUSではこれがオフにできるようになっているので非常に嬉しいポイントです。
また、吸引するタイミングもマップ画面のホームからワンタップで好きなタイミングで吸引できるようになりました。これも非常に便利です。
もちろん賢いだけではなく、掃除機としての機能もしっかり充実しており、吸引力は4パターンから。モップ機能も場所やシーズンに応じて4段階で調節できます。いろいろ試しましたが、個人的には中がベスト。
Google・Alexa対応
ECOVACSの掃除機は音声アシスタントに対応し、Google Assistant、Amazon Alexaに対応しています。
Google Assistant
Google Homeアプリから追加でECOVACSと検索し、アプリをインストールしたときに作ったアカウントでログインします。ログインが完了すると、紐付けしたいデバイスを選ぶよう指示があるので、選択すると、Google Home上で使えるようになります。簡単ですね。
Amazon Alexa
Amazon Alexaでも利用できます。AlexaアプリからスキルでECOVACSと検索すると、スキルが表示されるので、有効にして使用するを選択した後、アカウントでログインします。Google同様に紐付けしたい掃除機を選べば完了です。
N8+からの変更点
開封して使用した感じではN8+からは変わらず。さて一体どのあたりが変わったのでしょうか。実は内部のハードウェアやソフトウェアがガラッと変わっているようです。チェックしていきます。
吸引力の大幅な向上
以前紹介したN8+は吸引力が2300Paと一般的なエントリーのロボット掃除機レベルでした。価格相応のエントリースペックでしたが、N10 PLUSでは4300Paと大幅に強化。フラグシップのX1が5000Paなのでそれに匹敵するほどのパワーを備えています。
カーペットや布地の箇所で非常に役立つ機能です。筆者はすでに暑いと思いカーペットを剥がしてしまったのであまり実感できず……。来年の冬に期待したいです。
電池容量の増加
吸引力が強くなったらバッテリーのもちが悪いのでは？もちろん強化されています。N8+は3200mAhでしたが、N10 PLUSでは5200mAhに大幅増量されています。吸引力がそれほど必要ない家庭でも稼働時間が110分から200～300分へと、一度でより広い部屋を掃除できるようになりました。
マッピング機能の強化
フラグシップに搭載されているマッピング機能、TrueMapping 2.0がエントリーモデルのN10 PLUSにも搭載されました。より賢く物体を認識して正確な掃除が可能になりました。ただフラグシップと同じマッピング機能といえど、フラグシップに搭載されているAIVI 3Dは搭載されていないので、細かい障害物は認識できないので要注意。
総評
初めてのロボット掃除機ならN10 PLUSで決まり。エントリーモデルながらもハイエンドモデルに劣らないスペックを備えており、それでいて価格もリーズナブル。
N8+はいかにも”エントリーモデル”という仕様でしたが、今回のN10 PLUSはこれでハイエンドじゃないの！？と驚く豪華な内容です。ゴミ収集機能、水拭き機能、4300Paの高い吸引力。文句なしの機能です。
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