中国のVRヘッドセットメーカーPimaxは、同社が2022年11月に発表した携帯ゲーム機「Pimax Portal」の販売を開始しました。
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PimaxPortalが正式販売開始しました。https://t.co/6KLGsVYyco pic.twitter.com/lp29L1edZC— PimaxVR Japan (@Pimax_Japan) June 29, 2023
「Pimax Portal」は、一見Nintendo Switchの様な携帯ゲーム機にも見えますが、専用のモジュールを本体とコントローラーそれぞれに装着することで、VRヘッドセットとしても利用できる点が最大の特徴。
利用場面やコンテンツに合わせて素早く形を変えられるのが最大の長所。スタンドアロンのVRヘッドセットとして利用するのはもちろん、PC用のVRヘッドセットとして利用したり、Android向けモバイルゲーム、クラウドゲームを一台でこなすことができます。
「Pimax Portal」には、内蔵ストレージ128GBと256GB2つのモデルが用意されており、256GBモデルではさらにQLEDディスプレイを選択可能。通常モデルはLCDで、どちらも解像度4K(3840×2160)、リフレッシュレート最大144Hz駆動の5.5型ディスプレイです。なお、VRヘッドセットとして利用する際には、Meta Quest 2とほぼ同じ解像度の片目あたり1920×2160に制限されます。
SoCには、米QualcommのVR向けSnapdragon XR2を採用。実行メモリは8GBであり、カスタマイズされたAndroidベースのOSを搭載しています。
本体には、合計5つのカメラを搭載。携帯ゲーム機として利用する際にはARコンテンツ用カメラ、VRヘッドセットとして利用する際には6DoF対応の空間認識用カメラとして使用されます。
このほか、テレビに接続して大人数でゲームを楽しんだり、外部メディアのストリーミングや処理速度の向上を実現する外部アクセサリや専用ドッグも販売されます。
「Pimax Portal」の販売価格は、内蔵ストレージ128GBモデルが7万1000円、256GBモデルが8万円、256GB+QLEDモデルは10万5000円から。「Pimax Portal」の公式販売ページはこちら。
なお、Googleで「Pimax Portal」を検索すると、検索結果上位に「ゲームガジェット」と「インディゴーゴージェーピー」の販売ページが表示されます。これらの販売業者は、「入金をしても届かない」「注文とは異なる別製品を送ってくる」などの報告が相次いでおり、購入には注意が必要です。上記の業者に関して詳しくはこちらの記事をご覧ください。