スマートフォンのベゼルの厚さは、小さい(薄い)ほうが美しい見た目になるため、AppleやXiaomiなどのメーカーは世代ごとにベゼルの幅を細めています。リーカーのICE Universe氏は、近々登場見込みの3メーカー3機種において、リークされた情報をもとにベゼルの厚さを比較する写真を投稿しました。
比較対象は、9月発表予定の「iPhone 15 Ultra(Pro Max)」、例年は12月に中国で、その後2月ごろにグローバル発表が行われる「Xiaomi 14」、翌年1~2月ごろに発表見込みの「Galaxy S23 Ultra」」の3機種。
iPhone 15 UltraはiPhone 14 Pro Maxの後継に当たるモデル、Galaxy S24 Ultraはエッジディスプレイを搭載した大画面スマホである一方、Xiaomi 14の現行モデルであるXiaomi 13は、握りやすさをアピールし、6.3インチとコンパクトな端末であることには注意が必要です。
Ice Universe氏は、画面そのもののベゼルである「Screen bezel」と、本体素材に起因する「Middle frame」に分けて紹介しています。なお前提として、現行モデルのiPhone 14 Pro MaxとGalaxy S23 Ultraはベゼルの厚みが四辺均一となっています。Xiaomi 13は画面そのもののベゼルの厚みは(ものすごく細いですが)不均一ではありますが、次期モデルでは完全な均一を実現するのでしょうか?
結果は以下の通り。すべての項目において前回王者のXiaomi 14が抑えており、それをiPhone 15 Ultraが追従する形となっています。
iPhone 15 Ultra VS Galaxy S24 Ultra VS Xiaomi 14 pic.twitter.com/T4IDBtlll6
— ICE UNIVERSE (@UniverseIce) August 26, 2023
iPhone 15 Ultra | Galaxy S24 Ultra | Xiaomi 14 | |
---|---|---|---|
ベゼル厚み | 2.55mm | 3.42mm | 2.1mm |
screen bezel | 1.55mm | 1.75mm | 1.3mm |
middle frame | 1.0mm | 1.67mm | 0.8mm |
Galaxy S24 Ultraはかなり太いようにも感じてしまいますが、この中で唯一スタイラスペンに対応すること、またエッジディスプレイの採用、横に膨らむような本体デザインなどを勘案すれば、明確に「遅れている」と評価するのは早計でしょう。
この中で唯一画面を製造するSamsungは、「真の全画面」を実現すべく、「ゼロベゼルディスプレイ」の開発を行っているようです。なおこのゼロベゼルディスプレイの開発はAppleが依頼していると伝えられているとのこと。製品化はしばらく先でしょうが、今後に期待したいところです。
Samsung Display、真の全画面「ゼロベゼルディスプレイ」を開発中か