今度は「Windows Copilot」の出番。
Windows 10時代、一部ユーザーからは忌避されていたMicrosoftの音声アシスタント、「Cortana」が、Windows 11開発版の最新バージョンにおいて、ついに完全に無効化できるようになったようです。
Windows Centralによれば、Windows 11 Build 25921を、最も安定性の低く未確定要素の多い「Canary」チャンネルに導入したとのこと。Canaryチャンネルはいわばアルファ版といったところで、動作が安定しなかったり、参考文献がほとんど存在しないなど、一般ユーザーが手を出すべきものではありません。
当ビルドでの更新は複数存在しますが、一般ユーザーにおいて最も重要なのがCortanaの扱いの変更。これまで、Windows 10ではCortanaがシステムに組み込まれており、Windowsキーから検索しようとしたときに「Cortanaと会話する」と候補に出てきて検索を妨害する立派な仕事をこなしていました。
しかしWindows 11時代は一つのアプリとなり、デフォルトでは利用できないようになっています。そして、今回のビルドにおいて、ついにCortanaアプリのアンインストールが可能になったというのです。
Cortanaといえば、検索妨害のほかに、Windows 10のセットアップ時に「こんにちは!私はコルタナです!!!」と唐突に大音量で出しゃばりビビらせてくるぐらいしか記憶になく、個人的にはせいせいしているところです。
一方、MicrosoftはBing AIをもとにした「Windows Copilot」を組み込む計画を進めており、ベータ版ビルドではすでに利用できるようになっています。
願わくば、BingやEdgeなどMicrosoft関連サービスを押し付けないサービスになってくれればうれしいのですが、EdgeでChromeを検索すると「MicrosoftはEdgeをお勧めします!!!Chrome使わないで!!!」と通知を出すMicrosoftのことですから、Cortanaの二の舞になりそうなものです。