見た目は同じ、中身激変。AQUOS sense8 の「秘訣」をチェック すまほん!!

 シャープがAQUOS senseシリーズ最新機種となる「AQUOS sense8」を発表しました。今回で8世代目となり、「気軽にガッツリ使える」と謳います。

 実機を実際に触ってみました。

 電池容量を5000mAhに増しながらも重量は159gにおさえています。大容量ながらもインテリジェントチャージにより3年後も電池容量90%維持を謳います。幅は71mm。かなり軽くて良好な持ち心地です。

 依然として防水防塵、MIL規格対応で頑丈です。

左:初代AQUOS sense (樹脂製キャビ)、右:AQUOS sense8(アルミ製キャビ)

 単純に電池容量を増して重量増加でも良かったものの、AQUOS sense7の好評な点に「軽量」があったので、頑丈さを維持しつつも重くなりすぎないように工夫したといいます。アルミ削り出し一体成型はもちろん、樹脂をはめ込んで剛性を維持しながらもキャビネットを軽量化することで、sense7から重量をほとんど変えずに電池容量などを上げることに成功しています。

 「見た目同じじゃん?」という反応が他の記者からありましたが、実は重要な点が変わっています。AQUOS sense7までは電源ボタンと指紋認証センサーが別で、しかも耐久性の観点から指紋認証センサーが下に寄ってしまうので使いにくい部分がありましたが、今回はこれを克服。中央に電源ボタン一体型指紋認証センサーを搭載できているのは美点です。

よく見るとここが違う 上:sense7、下:sense8

 底部はUSB Type-C端子、スピーカー、3.5mmイヤホンジャック。今回はDisplay Portにも対応しています。

 上部にはSIMトレイ。

 画面サイズは6.1型。従来機種からディスプレイICを変更することで90Hz駆動に対応。1-90Hz可変駆動に対応することで省電力を実現します。

 黒挿入による疑似180Hz残像低減にも対応しますが、ゲーミング設定から指定したアプリでのみ利用可能。

 メインカメラは全画素PDAF対応1/1.55型撮像素子。OIS(光学式手ブレ補正)にも対応したことで、シャッタースピードを遅くしないと光量を稼げなかった暗所でも余裕を持ってブレずに撮影可能に。Snapdragon 6 Gen 1搭載により、夜景で建造物は詳細を描き、空にはノイズリダクションをかけるといったハイエンドのような選択的な画質処理も可能に。

 発表で実際に展示されていた作例も。良い感じのポートレート。これらは全てRAW現像ではなく撮って出しとのこと。

 これは疑似ボケではなく接写による光学的なボケ。カメラが大型の上に近い被写体に合焦するほどボケますからね。なかなか美味しそうです。

 空の階調表現が優れた一枚。

 今回、senseシリーズにもかからわずマルチRAW HDRに対応。HDRの品質が向上しています。この作例はボケとコップの質感、ハイライトや潰れきらないシャドウが良い塩梅です。

 なぜこれほど画質が良いのか?現地でカメラ担当者を取材したところでは、明暗差がないHDRが有効でない場合でもこれを応用、マルチHDR RAWのノイズリダクションだけ効かせているのが高画質の秘訣だといいます。

 重たいマルチHDR RAWなどの高負荷画質処理を行える可能性がありそうだと思ったのは、やはりSnapdragon 6 Gen 1のISPが一気に強力になっていることを受けたため。あえてミッドレンジでも高画質化に挑戦したというわけ。2倍以上の望遠をメインカメラのリモザイク、クロップズームで担えるようになったのもISP高性能化のおかげです。

 ミッドレンジでも挑戦したのは画質処理だけではありません。ハードウェアでもAQUOS R8 pro同様、カメラフィルターを装着するギミックに対応します。

 廉価スマホは猫も杓子も微妙なSnapdragon 695搭載機だらけの時期が長く続き非常に残念でしたが、ここにきてSnapdragon 6 Gen 1を搭載、その強みを存分に生かした機種が出てきたのは素晴らしいと思います。

 AQUOS senseシリーズ自体は価格や電池持ち、軽量頑丈筐体でいい機種だったとは思いますが、個人的には低駆動画面と指紋認証などが受け入れられませんでした。

 今回の機体はそうした点を解消しており、カメラも工夫満載。非常に魅力的に感じます。

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