OPPOは10月19日(現地時間)、Androidスマートフォン「OPPO Find N3」を発表しました。本機種はサムスンの「Galaxy Z Fold」シリーズやGoogleの「Pixel Fold」と同じ、横開き仕様の折り畳みスマートフォンです。
ディスプレイは内側のメインディスプレイが7.8型、背面のサブディスプレイが6.3型で、リフレッシュレートはメインディスプレイが1~120Hz、サブディスプレイが10〜120Hzの可変となっています。ピーク輝度は2800ニトと抜群の明るさ。
内蔵スピーカーは3つあり、水平、垂直どちらの向きでステレオサウンドを再生可能。同社によると、音量も主な競合機種より30%大きくなっており、豊かなサウンドを実現するとしています。
折り畳み機の弱点とも言えるヒンジ部分は、小型化と耐久性の向上を両立する設計に変更。100万回の折り曲げテストに耐える強度とIPX4相当の飛沫耐性を手に入れました。
折り畳んだ際に隙間ができない構造となっているほか、ディスプレイへの折り目も付きにくくなっているとのこと。折り目が気になって折り畳み機に手を出せなかったという方にも嬉しいポイントでしょう。
本体の厚さは展開時は5.8mm、折り畳み時は11.7mmで、横開き型のスマートフォンとしては比較的薄型の造りです。スマートフォンの場合、単純に薄ければ良いという訳でもありませんが、ポケットや鞄の中で少しでも嵩張りにくい折り畳みスマホを求めているなら、本製品は悪くない選択肢となりそうです。
背面の円形ユニットに搭載されたメインカメラ群はいずれもAF対応で、メイン(4800万画素, f/1.7)、望遠(6400万画素, f/2.6)、超広角(4800万画素, f/2.2)の3眼構成。カメラメーカー「Hasselblad」とのコラボにより、美しいポートレートや自然な色合いの写真を実現します。
SoCはQualcommのフラッグシップ向けチップ「Snapdragon 8 Gen 2」。実行メモリは16GB(LPDDR5x)、内蔵ストレージは512GB(UFS4.0)です。
OSは「Android 13」ベースの「ColorOS 13.2」で、4年間のソフトウェアアップデートと5年間のセキュリティアップデートを提供。「Google One」と「YouTube Premium」が特典として付属しています。
ソフトウェア面では新機能「Boundless View」も追加。複数のアプリ間の行き来がより簡単にできるようになるなど、マルチタスク機能が強化されました。例えば画面内に表示中のアプリと画面外で動作しているアプリを簡単に入れ替えたり、1画面の中に3つのアプリを同時起動しつつ、メインで使うアプリのみ他の2つより大きく表示するといったことも可能です。
カラーはClassic BlackとChampagne Goldの2色で、価格は2399シンガポールドル(約26万2000円)。10月20日より予約を受け付けていますが、日本での発売については未発表です。
OPPO Find N3 | ||
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OS | ColorOS 13.2(Android 13ベース) | |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 | |
実行メモリ | 16GB(LPDDR5x) | |
内蔵ストレージ | 512GB(UFS4.0) | |
メインディスプレイ | 7.82型, 2440×2268px, 426ppi, リフレッシュレート1〜120Hz | |
サブディスプレイ | 6.31型, 2484×1116px, 431ppi, リフレッシュレート10〜120Hz | |
リアカメラ | メイン(4800万画素, f/1.7, OIS, AF) / 望遠(6400万画素, f/2.6, OIS, AF) / 超広角(4800万画素, f/2.2, AF) | |
インカメラ | メインディスプレイ側(2000万画素, f/2.2) / サブディスプレイ側(3200万画素, f/2.4) | |
バッテリー | 4805mAh, 急速充電対応(最大67W SUPERVOOC 2.0, SUPERVOOC, VOOC 3.0, 最大18W PD3.0) | |
重量 | Classic Black 約239g / Champagne Gold 約245g | |
カラー | Classic Black / Champagne Gold |