iPhoneのカメラで撮影された一枚の写真。どこがおかしいのかわかりますか?
女性は右手を上げ、左手をおろしていますが、2枚の鏡には「両手を下げている」「両手を組んでいる」という別の姿が写っています。
これを伝えたのはEngadget。別の動きをする自分が鏡に写る、まるでホラー映画のワンシーンのようですが、この写真をInstagramにアップロードしたユーザーはPhotoshopなどで加工したことを否定しています。
これはコンピューティショナルフォトグラフィー(計算写真学)で説明できます。
Apple のソフトウェアは写真に鏡が含まれていることを認識できなかったため、写真には3人の異なる女性が写っていると判断。写真撮影時、女性は動いていたので、複数枚写真を合成するアルゴリズムが写真を繋ぎ合わせる際に、ミスが起きたという理屈です。
昨今のスマートフォンカメラのソフトウェアは、一度に複数枚の写真を取得し、合成することで、ディテールやコントラスト、彩度、ボケなどを調整可能です。そのため時折、このような事象が発生し得るというわけです。