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iQOO Neo9/Neo9 Pro発表。144fpsのフレーム補間や1.5K超解像に対応する低価格ゲーミングフォン

 中国vivoのサブブランドであるiQOOは、中国国内で「iQOO Neo9」と「iQOO Neo9 Pro」の2機種を発表しました。

 Neo9/Neo9 Proは低価格ながら、それぞれSnapdragon 8 Gen 2とDimensity 9300を搭載し、独自開発eスポーツチップの「iQOO Q1」によりゲーミング時の超解像とフレーム補間機能を有しています。

デザイン

 iQOO Neo9/Neo9 Proは寸法・重量、デザインが共通。背面がガラス製のブラック/ブルー、そして背面がプレーンレザーでツートンカラーのレッドホワイトの3色のカラーがラインナップされています。

 カメラモジュールの面積が小さく、フレームの厚さが均一で四隅が丸み帯びているため、横持ちに適しているとのこと。

ディスプレイ

 iQOO Neo9シリーズにはFHDと2Kの中間の1.5K解像度の6.78型有機ELディスプレイを搭載。

 低価格ながらiQOO 12シリーズと同じ1-144Hzの可変リフレッシュレートの8T LTPO駆動であり、Always Onディスプレイ時には1Hzで表示することで40%消費電力を削減しています。

 さらに最大1400nitの全体輝度、2000Hzの瞬間タッチサンプリングレートや1920Hzの高周波PWM調光に対応。また、クリック時の待ち時間を36%短縮させているようです。

パフォーマンス

 SoCにはNeo9はSnapdragon 8 Gen 2、Neo9 ProはDimensity 9300を搭載。

 Dimensity 9300は従来のCortex-A510のようなリトルコアを廃止し、4コアのCortex-X4とCortex-A720を採用したCPUや、Armの第5世代GPUアーキテクチャを採用したImmortalis-G720、そしてMediaTekの第7世代APUを搭載することでパフォーマンスの向上と消費電力を削減。

 実験室でのAntutu BenchMark v10スコアの計測で227万点に達したとのこと。

 冷却機構にはiQOO市場最大の6043mm²のベイパーチャンバー放熱板を搭載し、熱源となる部分をほぼすべてカバー。材質も3Dのステンレスに変更し、気液循環量を17.6%増加しつつ30%重量を減らしています。

 SoCに加えて、iQOO Neo9/Neo9 ProはiQOO 12シリーズに搭載された自社開発のeスポーツチップ「iQOO Q1」を搭載。

 これにより、720pの解像度のゲームを自社開発のV-SR超解像アルゴリズムによりディスプレイの解像度と同じ1260pまで引き上げることが可能に。その画質はPCゲーム級で他社の1440pまでの超解像度よりも鮮明であるといいます。

他社の2K超解像と比較

 またゲーム時のフレームレートを48fpsや72fpsからフレーム間の中間のフレームを予測し、フレームを挿入することで144fpsへ引き上げ、低遅延で低消費電力のフレーム補間機能に対応。

 1260pへの超解像と72fpsへのフレーム補間と、900pへの超解像と144fpsへのフレーム補間という2つの選択肢からフレーム補間と超解像の組み合わせを選ぶことができます。

 iQOOなどのvivo端末に使用できるペルチェ素子製の外付け冷却ファンの「iQOO Cooling Back Clip 2」も同時発売。

 この冷却ファンと組み合わせることでサーマルスロットリングを緩めるMONSTER+モードが使用可能になり、ゲーム時の動作を安定させるだけでなく1260pの超解像と144fpsへのフレーム補間を同時実行ができるようになるとのこと。

 このほか、最大16GBの拡張メモリのサポートや、最大16本のアンテナによる追伸品質の向上がなされています。

カメラ

 iQOO Neo9シリーズはメインカメラにvivo X100に搭載されたSONY製イメージセンサーのIMX920 VCSを搭載。

 動く被写体の決定的瞬間を撮影可能にするモーションキャプチャ機能や、ハイコントラストで豊かな色彩のカラーモードであるテクスチャカラーモードをvivo X100から引き継いでいます。

Neo9 Pro テクスチャモードの作例

 さらに、Neo9 ProはX100と同じSoCであるということもあり、AIによるノイズ低減とディテール強調で鮮明さを高めるNICEニューラル画像処理エンジンのアルゴリズムをX100から継承。夜景ポートレートでもより鮮明に撮影できるとしています。

 超広角はNeo9が800万画素のセンサーであるのに対し、Neo9 ProはX100と同じ、5000万画素 1/2.76型のISOCELL JN1でf/2.0のカメラを搭載。

価格・発売日

 その他、大型で高帯域幅の9595 X軸リニアモーターや、密閉型のデュアルステレオスピーカーを搭載。

 「iQOO Neo9」「iQOO Neo9 Pro」は既に中国国内で販売中。

 価格がそれぞれ最低構成でNeo9は2299元(約4.7万円)、Neo9 Proは2999元(約6.1万円)。

 グローバル展開の有無は執筆時点で不明。

スペック

  iQOO Neo9 iQOO Neo9 Pro
OS OriginOS 4 (Android 14)
SoC Snapdragon 8 Gen 2 Dimensity 9300
メモリ 12/16GB (LPDDR5X) 
容量 256/512GB, 1TB (UFS 4.0)
画面 6.78型 1.5K (2800 × 1260) 有機EL
1-144Hz 可変リフレッシュレート(LTPO)
最大輝度:1400nit
2160Hz PWM調光
カメラ 広角:5000万画素 IMX920 VCS
1/1.49型 1.0μm
f/1.88 OIS
超広角:800万画素
f/2.2
広角:5000万画素 IMX920 VCS
1/1.49型 1.0μm
f/1.88 OIS
超広角:5000万画素
ISOCELL JN1 1/2.76型
0.64μm f/2.0 AF
インカメラ 1600万画素 f/2.45
電池 5160mAh
120W 急速充電
寸法 163.53×75.68×7.99(8.34)mm, 196(190)g  ※()内はレザー
カラー ブルー/ブラック(ガラス)、レッドホワイト(レザー)
その他 iQOO Q1 チップ
画面内指紋認証
ステレオスピーカー
X軸リニアモーター
USB 2.0
情報元vivo
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