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グーグル、Vision Pro用「YouTubeアプリ」を開発へ。

 先日Appleが米国内での販売を開始したMRヘッドセット「Vision Pro」は、visionOSを搭載し、AppStoreから600以上の専用アプリをインストールできるだけでなく、開発者が動作を許可したiOS/iPadOS向けアプリも動作します。

 一方、2024年1月中旬に米Bloombergが入手した情報では、GoogleやNetflix、Spotifyなどは、この「Vision Pro」およびvisionOS向けのアプリ配信を行う予定が無いとされていました。

 ただ、予定はコロコロ変わるもの。2024年2月6日にThe Vergeが公開した情報では、同誌の記者が、YouTubeの広報担当者Jessica Gibby氏が送信した「現時点で共有できる具体的な計画はないものの、Vision Pro用YouTubeアプリが開発ロードマップに含まれている」という内容の含まれたメールを受け取ったとのこと。

 Googleの計画が一転した理由として、「Vision Pro」の予想以上の人気が挙げられます。複数の海外メディアからの情報によると、「Vision Pro」の事前予約台数は20万台を超えていたとのこと。

 同デバイスの価格は、3499ドル(約52万円)からとなっており、価格の割にGoogleの予想していた需要を超えていたため、開発ロードマップを変更したのではないかと考えられます。

 なお、YouTubeで利用可能な360°ビデオや3Dビデオなどが、Vision Proにおいてもサポートされるかについては不明です。

 Appleの広報担当者Jackie Roy氏は、YouTube上のこれらのコンテンツが高品質の仮想現実環境を提供しないデバイス向けに作成されたものであるとした上で、「場合によってはコンテンツの視聴によってユーザーが不快感を感じる恐れがある」と述べています。

 visionOS用YouTubeアプリの開発状況や提供時期などについて詳細は不明。実際には提供まで至らない可能性もあります。

 ただし、MRヘッドセット用アプリである以上、360°ビデオ等のコンテンツに対応しないことは考えにくく、対応可否は今後のGoogleによる対策次第とも言えそうです。

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