中国のDPVR社は、自社製のVRデバイス「DPVR E4」の改良(ハードウェアアップデート)版を発表しました。ユーザーからのフィードバックを活用し、冷却システムやサウンド関連の改善を行います。
「DPVR E4」は、2023年に発売。解像度3664×1920、リフレッシュレート120Hz、視野角116度の高解像度ディスプレイを搭載したPC接続型のVRデバイスです。
重量は280gで、リリース当時は「超軽量」のVRデバイスとして注目を集めました。
改良後の「DPVR E4」は見た目が大幅に変化。公開画像を見る限り黒っぽい外装になるようです。PC接続用のDisplayPortケーブルの耐久性が向上し、着用感も改善するとのこと。
新しい「DPVR E4」は「ターボ冷却システム」を搭載します。デバイスの両側面に冷却ベントを搭載し、改良前と比較してコア温度は20度低下するそうです。
内蔵ステレオスピーカーも新しくなり、より豊かな低音を実現して歪みを削減。将来的には専用のヘッドフォンもリリース予定なのだとか。
記事執筆時点では、アップデート版「DPVR E4」の具体的なリリース時期は未公表。ただDPVR社が、VR事業をしっかりと継続する方針を明確にしたのは嬉しいですね。
一体型(本体だけで使用可能)なVRデバイスが主流な昨今。DPVR社がどのようにVR界隈を攻略する計画なのか、今後に注目です。