サムスン電子は3月11日、「Galaxy A55 5G」と「Galaxy A35 5G」を発表しました。両機種はほぼ同じデザインで、SoCやカメラ周りで差別化しています。
両機種共通の特徴が、同社のセキュリティシステム「Samsung Knox Vault」に対応したこと。同社のフラッグシップモデルに搭載されてきましたが、ミドルレンジモデルのAシリーズでは、A55 5GとA35 5Gが初搭載となります。
Samsung Knox Vaultはパスワード、ロック画面の解除パターンといった情報を、スマホのメインシステムから独立した専用のシステム上に保存、暗号化することでセキュリティを高める機能です。
背面カメラはA55 5Gがメイン(5000万画素/OIS)+超広角(1200万画素)+マクロ(500万画素)の3眼構成。A35 5Gも同じく3眼構成ですが、超広角のみ800万画素となっています。
ソフトウェア面ではA55 5Gのみ暗所撮影機能を強化。高度なAI画像信号処理機能を備え、通常の夜間撮影だけでなく、ナイトポートレートモードにも対応。
インカメラについても、A55 5Gは3200万画素、A35 5Gは1300万画素と差別化しています。
ディスプレイ周りのスペックも共通しており、6.6型のSuper AMOLEDパネルを採用。リフレッシュレートは最大120Hzで、太陽光の下での視認性を改善する「Vision Booster」機能を搭載しています。解像度は1080x2340px、最大輝度も1000ニト。
バッテリーは両機種とも5000mAhで、2024年3月現在、このサイズのAndroidスマートフォンとしては標準的な容量となっています。フル充電で最長2日間稼働できるほか、別売の急速充電器を使用すれば、最大25Wでの充電も可能です。
防塵防水能力はIP67等級相当で粉塵、水ともに高い耐性をもちますが、破損や経年劣化で能力が落ちる場合もあるため、過信は禁物。メーカーも海やプールでの使用は推奨していません。
サポート期間はOSアップデートが最大4世代、セキュリティアップデートは最大5年間。
価格はA55 5Gが3万9999インドルピー(約7万2700円)から、A35 5Gが3万999インドルピー(約5万6400円)から。3月21日現在、日本での発売有無については未発表です。
Galaxy A55 5G | Galaxy A35 5G | |
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OS | One UI 6.1(Android 14ベース) | |
SoC | Exynos 1480 | Exynos1380 |
実行メモリ+内蔵ストレージ | 8GB+128GB / 8GB+256GB / 12GB+256GB | 6G+128GB / 8GB+128GB / 8GB+256GB |
メモリーカード拡張 | microSDカード(最大1TB) | |
画面 | 6.6型(1080 x 2340px), リフレッシュレート最大120Hz, Vision Booster | |
リアカメラ | メイン 5000万画素(f/1.8, AF, OIS) / 超広角 1200万画素(f/2.2) / マクロ 500万画素(f/2.4) | リアカメラメイン 5000万画素(f/1.8, AF, OIS) / 超広角 800万画素(f/2.2) / マクロ 500万画素(f/2.4) |
インカメラ | 3200万画素(f/2.2) | 1300万画素(f/2.45) |
Wi-Fi | Wi-Fi 6(IEEE802.11ax) | |
Bluetooth | Bluetooth v5.3 | |
入出力端子 | USB-C x 1 | |
電池 | 5000mAh | |
充電 | 有線(最大25W) | |
重量 | 213 g | 209 g |
防塵防水 | IP67相当 | |
カラー | Awesome Iceblue / Awesome Navy(12GBモデルのみ) | Awesome Iceblue / |