Qualcommは、次期フラッグシップSoCであるSnapdragon 8 Gen 4の登場時期について、Qualcomm公式が発表したようです。Android Authorityが伝えました。
登場時期を伝えたのは、Qualcommの最高マーケティング責任者であるDon McGuire氏。Qualcomm UKの公式Xが投稿した動画内で、同氏はSnapdragon 8 Gen 4が2024年10月のSnapdragon Summitで登場すると発言しました。
QualcommはSnapdragon 8 Gen 2以降、毎年10月にフラッグシップSoCを発表しているため、大きなスクープではありません。
Snapdragon 8 Gen 4は、Qualcommが買収したNuviaの技術をもとに開発したOryon CPUを、スマートフォン向けSoCとしては初めて採用。CPU性能の飛躍的な向上、省電力性向上も望めます。Cortexコアの性能に悩まされてきたQualcomm製品では非常に重要なポイントです。
また、Snapdragon 8 Gen 4にはFastConnect 7900が搭載されることもわかっています。この通信用チップの特徴は、単体でUWBをサポートする点。UWBはAirTagなどで用いられている技術で、測位やデータ転送などに利用できます。
一方、Snapdragon 8 Gen 4は価格が大幅に向上する可能性が指摘されており、合わせて同SoCを搭載するハイエンドスマートフォンの価格も上がってしまうのではないか、ともうわさされています。