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Xiaomi Civi 4 Pro発表。シリーズ初の「ライカ」カメラ、最新「スナドラ8s Gen 3」搭載

 Xiaomiは、中国市場にて「Xiaomi Civi 4 Pro」を発表しました。Snapdragon 8s Gen 3を初めて搭載し、高い性能とシリーズ譲りのカメラ性能が魅力です。

 Civiシリーズは、本来は若い女性をメインターゲットとするモデル。その作りこみ具合はなかなかなもので、歴代のモデルは「高い自撮り性能」「女性でも握りやすく、けど大画面なディスプレイ」「魅力的な背面カラー」といった点をセールスポイントとしていましたが、Civi 4 Proでもその傾向を引き継いではいますが、ターゲットを男性に広げるとともにコンセプトも当初のものから変化していることがうかがえます。

パフォーマンス

 Xiaomi Civi 4 ProはSoCにSnapdragon 8s Gen 3を採用。Snapdragon 8s Gen 3はつい最近発表されたばかりのチップで、性能を抑えつつスナドラ8Gen3の機能性を普及させると銘打っています。

 先代のXiaomi Civi 3からの性能向上はすさまじく、Civi 3が搭載していたDimensity 8200 Ultraと比較してCPU性能は66%、GPU性能は96%、AI能力は300%向上したとアピールしています。メモリは12GBおよび16GB、ストレージは256GBか512GBから選択できます。

ディスプレイ

 ディスプレイは6.55インチの有機EL。解像度は2750×1236という珍しいものですが、それにより画素密度を示すppiは460とかなり高いものになっています。ピーク輝度はXiaomi 14と同等の3000nits。12bit、687億色の表示にも対応します。

 ディスプレイは画面左右がゆるく湾曲するエッジディスプレイで、ベゼルの狭さ、画面占有率の高さを強くアピールしており、「画面が点灯するとほぼ全面がスクリーンでおおわれている」と自信ありげにアピールしています。画面の強化ガラスは最新世代のGorilla Glass Victus 2を採用。

カメラ

 Xiaomi Civiシリーズはインカメラ画質に力を入れていたモデルというのは先にお伝えしましたが、Civi 4 Proではついにライカとのコラボを実施し、メインカメラの性能も強くアピールするようになりました。

 カメラは5000万画素でメインを担い、OISに対応する1/1.55型の光影猎人800、5000万画素の2倍ポートレート、1200万画素超広角の3眼構成。Xiaomi 14などにみられる、ライカとのコラボによって実現した多様なフィルターなどを備えています。

 Xiaomi Civiシリーズらしい機能として、AIによる肌の若返りフィルターが純正で備わっています。Xiaomiによれば、敵対的生成ネットワーク(GAN)によって肌の質感や個人の顔の特徴を復元しながら、元のメイクをキープすることができるとのこと。

インカメラ

 Civiの本懐ともいえるのがインカメラ。今回も強力な仕様です。まず、当たり前のようにインカメラは2眼搭載。少し懐かしさを覚える丸薬型のパンチホールです。いずれも3200万画素のSamsung GD2を搭載しますが、一方は広角でもう一方は超広角の役割を担います。

 これにより、一人で自撮りするときは歪みの少ない広角、複数人なら広く映る超広角と使い分けることができます。以前のモデルでは、複数人がインカメラに収まっていることが検出された場合、自動的に超広角レンズを使用する機能もありましたが、これも引き継いでいそうです。また、美肌フィルターも複数のパターンを用意。自然に見えるものや美白効果のあるもの、男性向けのものなどを用意しているといいます。

 今回はVlog需要にも応えるようで、リアルタイムの美肌や音声字幕、インカメラの4K動画撮影にも対応。

 個人的に残念だったのは、仕様を読む限りCivi 4 Proではインカメラ側のLEDフラッシュが廃止されてしまったというところ。

ハードウェア

 バッテリーは4700mAh。本体重量を軽くするためか5000mAhには届きませんでした。急速充電は67Wに対応し、40分で満充電が行えるとしています。

 もちろん、ステレオのデュアルスピーカーを搭載。Dolby Atmosにも対応しています。

 Xiaomiは充電の管理やディスプレイ、ISPに独自開発したチップを搭載することがありますが、Xiaomi Civi 4 Proには通信関連を扱うXiaomi Pascal T1チップが採用されているようで、大々的にアピールされています。

 このチップにより、中高周波数のセルラー通信でのパフォーマンスが37%、Wi-FiやBluetoothのパフォーマンスが16%向上したといいますが、具体的にどう改善されているのかは不明。

デザイン

 本体色は薄いピンクのような柔雾粉、水色の微风蓝、黒色の星空黑、そして様々な色のラメが美しい春野绿の4色。また、限定モデルとして、ピンク、青、ブラック×ホワイトの3色が用意されています。

 オシャレな印象の強かったXiaomi Civi 3や、あからさまに女性向けだったそれ以前のモデルとは対照的に、Xiaomi Civi 4 Proのデザインは高級感が増し、カメラが持つ無骨な印象すらもまとっているように感じます。

Xiaomi Civi 1S

Xiaomi Civi 2。ホワイトはスカートをイメージしたデザインであるようで、ハローキティがマスコットキャラクターに起用されていた。

 カメラバンプは一眼カメラのようなカメラリングに覆われており、カメラバンプそのものは単純な黒ではなく細かい金色のラメのようなものが見えます。

 
 先述の通り画面サイズは6.55インチ、厚みは7.45mmと若干薄め。さらに重量は179.3gと、比較的重たいモデルが多いXiaomiのミッドレンジ機の中ではかなり軽量です。また、本体背面側の4辺は緩やかにカーブしており、これも握りやすさに寄与しているといいます。
 画面側LEDが廃止された点や、カメラのような本体デザインなどからもそう感させますが、かつてのコンセプトである「若い女性に向けたオシャレでかわいいスマホ」というコンセプトがだんだんと変わっていき、男性が利用しても違和感のないシリーズになっているようにも思いますね。

価格

 価格は最も安価な12GB/256GBモデルが2999元、日本円で6万2000円。最も高価な16/512GBモデルは3599元で7万5000円ほど。メモリとストレージの組み合わせによって、選べる色が限られることはありません。限定モデルの価格や販売開始日は不明。

スペック表

OS Xiaomi HyperOS
SoC Snapdragon 8s Gen 3 
メモリ 12/16GB
容量 256/512GB
画面 6.55型 1.5K(1750×1236)
120Hz 有機EL エッジディスプレイ
カメラ 5000万画素+5000万画素2倍+1200万画素超広角
インカメラ 3200万画素+3200万画素超広角
電池 4700mAh 67W急速充電
寸法 157.22×72.77mm,
厚み:7.45mm(緑以外の通常版)
7.75mm(緑、限定版)
重量:179.3g(緑以外の通常版)、177.6g(緑)、180.9g(限定版)
その他  
情報元Xiaomi
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