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「搭載製品ゼロ」だった大本命チップSnapdragon X Elite、ついに搭載ノートPC発表か。レノボ初陣、Qualcommもにおわせ

 Qualcommが昨年発表した、ノートPC向けCPUの自信作である「Snapdragon X Elite」を搭載した製品が、ついに4月24日にLenovoから発表されるかもしれないようです。

 Snapdragon X Eliteは、Qualcommが買収したNuvia社が開発していた「Oryon」コアをスマホ向けSoCに先駆けて搭載したもの。Armアーキテクチャ譲りの低消費電力を生かして、IntelやAMDの同じような目的のCPUとは比べ物にならない高い性能を誇り、また一部ではMacBook Air M3の性能をも上回ると伝えられています。

 しかし、昨年後半ごろに発表されたにも関わらず、現時点まで同SoCを搭載した製品は1つも登場していないのが現状です。

 QualcommはTwitterに、Snapdragon X Eliteに関連するであろう何かが4月24日に発表されることを示唆しています。

https://twitter.com/Snapdragon/status/1781053917981278512

 これが何を示すかは明確ではありませんが、リーカーのWalkingCat氏がこの投稿の2日前に「Yoga Slim 7 14 2024 Snapdragon Edition」なるノートパソコンの画像をリークしており、この製品がLenovoより登場する可能性が高いと考えられます。

 また、Microsoft謹製ノートパソコンのSurfaceブランドは、以前よりArmアーキテクチャ採用モデルをファミリーの一部シリーズに導入していましたが、5月に発表見込みの一般的なノートPCタイプの「Surface Laptop」シリーズの新製品にて、Snapdragon X Eliteを搭載するモデルを用意すると噂されています。

 現在のWindowsのArmに最適化されていないアプリのエミュレーションは、MacOSのRosetta 2よりも高速になるとも伝えられているほか、Google ChromeはArmベースCPUをネイティブでサポートするようになったなど、Windows環境でもようやくArmチップを利用できる環境が整ってきたようにも感じます。

 Qualcomm製CPUの強みはArm由来のバッテリー持ちや発熱の抑制だけでなく、セルラー通信との親和性の高さやAI性能の高さも兼ね備えており、価格さえ何とかなれば売れてもおかしくありません。Windows on Armに、こんどこそ春が来たのかもしれません。

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