あのGoogleが、MRデバイス「Magic Leap」シリーズで有名なMagic Leap社と戦略的提携を結んだことを発表しました。
Magic Leap社とGoogle、実は結構縁が深く、同社の初期(2015年頃)にはGoogleを含む企業群から資金調達したという「歴史」があります。
現時点では、両社は協業内容の詳細を公表していませんが、Googleの技術とMagic Leap社のデバイスに関する知識を使用するとのこと。新しいMRデバイスの開発を示唆している雰囲気ですね。
「Magic Leap」シリーズは現在、「Magic Leap 1」と「Magic Leap 2」という2つのモデルがあります。
前者は、国内ではNTTドコモを通じてリリース。SoCはNVIDIA製の「Tegra X2」で、OSは独自のLumin OSを使用していましたが2024年現在、販売はすでに終了。「Magic Leap 2」が後継機として展開しています。
これらのデバイス、リリース前はかなり期待が集まる製品だったのですが、実際のところはかなり苦戦中。
当初は一般ユーザーの使用も想定していたものの、現行の「Magic Leap 2」は法人特化のデバイスとして頑張っています。
Googleは、XRに関する動きが二転三転していますが、ここにきてハード面での展開に(また)興味を持ち始めたようです。
ちなみに同社はXR向けのOS「Android XR」を開発中。もし新デバイスの開発が実現した場合、このOSを搭載するのかもしれません。続報に期待したいところです。