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POCO F6 Pro レビュー。7万円切り、スペックお化けスマホ

 POCO F6 Proを購入し、しばらく使ってみたのでレビューします。

POCO F6 Proはこんなスマホ

  • Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2搭載
  • バッテリー容量5000mAh&充電出力120W
  • WQHD+ , 120Hz , AMOLEDディスプレイ
  • FeliCa非対応
  • 防水防塵性能が弱い
  • メイン50MP+超広角8MP+マクロの3眼構成
  • 6万9800円(税込)

 一つ前の世代ですが、ハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gen 2」を低価格ながら搭載しているのがポイント。重めのゲームも難なくこなせるスペックを持ちながら、7万円を切っています。

POCO F6 Proの外観

 付属品は以下のとおり。

  • クイックスタートガイド
  • 保護ケース
  • Type-Cケーブル
  • ACアダプタ

 こちらがPOCO F6 Pro本体です。背面には滑らかなマットガラスを採用。サラサラとした手触りのフロスト加工が施されています。

 ただ、触った感触が独特でプラスチックぽさを感じる印象です。背面の模様は光のあたり具合で微妙に変化し、高級感を漂わせる佇まい。

 別カラーのブラックだとカメラ周りのゴールド加工と相まって、より存在感が際立ちます。実機で見ると結構インパクト強いので、落ち着いたデザインが好みの方はホワイトをおすすめします。

 サイドフレームはアルミ素材。POCO F6 Proの厚みは8.4mmとそこまで分厚くもないです。

 6.67型AMOLEDディスプレイ。フラットになっており、最初から保護フィルムが貼り付けられています。輝度は最大1000nit。1〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応しており、ディスプレイ性能はハイエンド機と遜色ないと感じます。

 フレームとディスプレイの繋ぎ目部分の処理はコストダウンで雑になることが多いのですが、POCO F6 Proはとてもキレイ。

 付属の純正ケースはグレーのシリコンケース。お世辞にもカッコいいとは言えないので、ここはクリアケースにするか、ホワイトのシリコンケースにしてほしかった気持ちがあります。

POCO F6 Proの性能

 POCO F6 Proは一つ前の世代の「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載しています。性能とバッテリー効率のバランスが取れた良いSoCという印象です。分類で言えばハイエンド帯ですので、7万円以下でこの性能は驚くほかありません。以下、ベンチマーク結果です。

  • Antutuベンチマーク(V10.2.7):153万3407点
  • GeekBench 6 CPU : Single-1407 Multi-5114
  • GeekBench 6 GPU : 7431

 150万点を軽々超える結果に。サイドフレームがアルミ素材なので持っていると熱さがしっかり伝わります。普段の動作で引っかかったりもたつくことは皆無です。

 ゲーム性能はどうでしょうか。Snapdragon 8 Gen 2を搭載しているので安定したプレイが期待できます。プレイするゲームは「原神」で、最高設定+60FPSの状態で計測ツール「TakoStats」を使用しFPSの推移を計測。スメールの砂漠でマラソンしつつ敵を倒してみました。

 フィールドにおいての戦闘はほぼ60FPSに張り付いており、極端な処理落ちもなく快適なプレイができました。7万円でこの快適さが実現できるのは素晴らしいとしか言いようがありません。スペック重視の方にもおすすめできる一台だと思います。

POCO F6 Proのカメラ性能

 POCO F6 Proのカメラ構成は以下のとおりです。

  • メイン:50MP(OIS / f1.6)
  • 超広角:8MP(119° / f2.2)
  • マクロ:2MP(f2.4)

 メインカメラは手ぶれ補正がついていますが、それ以外はぱっとしない性能の印象。以下、作例をご紹介します。

 昼間の写りはくっきりと撮れていて彩度も良好です。わりと全体的に明るく撮れる印象で、OIS搭載も相まって使いやすいカメラだと思います。

 夜景写真彩度高めな印象。標準カメラだと1倍、2倍ズームともに悪くなく、明るく撮れます。カメラ重視のモデルではないのでこれくらい撮れれば十分満足です。

POCO F6 Proのバッテリー持ち

 POCO F6 Proは5000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。動画視聴や原神などのゲームプレイ、SNSを1日ガッツリ使用しても十分乗り切れるくらいの容量です。

 公式では「付属の120W SuperCharge対応充電器を使うことで、約19分で満充電が可能」と謳っています。実際に試しましたが、「ブースト充電速度機能」をONすると公称値とほぼ同じ時間で満充電できました。OFFの状態だとプラス10分程度かかる結果に。

 バッテリーが減ってもケーブルに繋げばあっという間に満充電できるので、バッテリー持ちを気にすることが少なくなりました。慣れると充電速度が遅いスマホを使うのが億劫になるくらい便利だと思います。

その他の使用感

 スピーカーに関しては価格なりと言うか、可もなく不可もなくという印象です。左右非対称で通話用と兼用のステレオスピーカーを搭載していますが、迫力がいまいち物足りなく、パットしない音だなと感じました。

 画面内指紋認証を搭載しており、触れるだけで即座に解除できます。指紋センサーで心拍数を測定する機能がありますが、精度は微妙です。

 POCO F6 ProはFeliCaに非対応。また防水防塵性能はIP53と低めです。このあたりが気にならない人なら選択肢に入れてもいいのではないでしょうか。

総評

 一つ前のハイエンドSoCを搭載しつつ7万円を切る値段設定はとても素晴らしいです。スペック重視の方でも満足できるのではないでしょうか。防水防塵性能が弱かったりFeliCaに対応していなかったりと、注意すべき点はあります。メインスマホは別で用意し、POCO F6 Proはゲーム用途で使うなど、割り切れる方にはおすすめです。

 余談ですが、筆者的には国内投入されるのはPOCO F6無印だと思っていました。中華メーカーのSIMフリー機が最近弱いなと感じていたので、良いタイミングで市場に登場したと思います。他には、ハイエンド機のXiaomi 14 Ultraやより安価なミドル帯のRedmi Note 13 Pro+など、ラインナップがどんどん充実しています。この流れで今後も魅力的な機種が増えていってほしいですね。

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