會原 
2024年第2四半期、ファーウェイが折りたたみスマートフォン市場でサムスンを抜いて首位に立ったことが明らかになりました。TechInsights社の調査によると、ファーウェイの出荷台数は前年同期比229%増と急成長を遂げたとのことです。
ファーウェイは米国の制裁を受けて一時は存続さえ危ぶまれていましたが、予想に反して市場での存在感を高めています。特にアジア太平洋地域での需要拡大が、同社の躍進を後押ししたようです。
一方、これまで市場を牽引してきたサムスンの成長率は5%にとどまり、85%成長した市場全体の伸びを大きく下回りました。サムスンは北米市場では依然として強いですが、最新モデルのGalaxy Z Fold 6とFlip 6の販売が振るわず、第3四半期の業績にも影響を与える可能性があるそうです。
興味深いのは、新興勢力の台頭です。第4位のトランシオン・ホールディングスは前年同期比3150%増。とてつもない成長を遂げています。TECNOブランドを用い、アフリカなどの新興国市場で存在感のある中国伝音ですね。
第7位のHonorも423%増と驚異的な成長を遂げています。
折りたたみスマートフォン市場全体では、横折り型が人気を集めており、この分野ではファーウェイが大きな強さを誇っています。サムスンは、わずかながらもフリップ型デバイスで出荷台数トップを維持しているとのことです。
