MediaTekは、10月9日に同社の次期フラッグシップSoCを発表することを予告しました。GSMArenaなどが伝えています。
今回の発表会でリリースされるチップは「Dimensity 9400」という名称になると言われており、すでにそのスペックも各種ベンチマークなどから判明しています。
発表予告の動画内ではスペックなどの詳しい情報は明かされていませんが、すでにGeekbench 6ベンチマークスコアがリークされているようで、CPU構成は3.63GHz×1+2.8GHz×3+2.1GHz×4になるとのこと。最もクロックの高いプライムコアには、最新のCortex-X925を採用。2番目に性能の高いパフォーマンスコアにもCortex-X4を搭載しています。
その性能向上幅はすさまじく、Dimensity 9300比で性能が30%向上し、最も強力なグラフィック性能を備えているというImmortalis-G925を搭載しているというリーク情報も伝えられています。
1440p解像度のグラフィックベンチマークにおいて、Apple A18 Proが平均72fps、Snapdragon 8 Gen 3が95fpsという結果を残していたところ、Immortalis-G925を搭載したDimensity 9400は134fpsという驚異的なパフォーマンスを実現しているとのこと。非常にヌルヌルと滑らかな描画が期待できそうでしょうか。
実際に登場しなければ評価はできませんが、これが事実であれば数年前までの「MediaTek製SoCはコスパ重視」のようなイメージが完全に崩壊しそうです。
GSMArenaによれば、OPPOおよびvivoがそれぞれFind X8シリーズとvivo X200シリーズにおいてDimensity 9400を搭載した機種を発表予定だそうです。