IDCは、2024年第2四半期(4~6月)の携帯・スマホ出荷台数を発表しました。
携帯電話全体で690万台(前年同期比5.6%減)、スマートフォンの出荷は685万台(前年同期比5.5%減)。
首位はアップル361万台(シェア52.4%)、2位は74万台(同10.8%)でシャープ、3位は58万台(同8.5%)でGoogle、4位は49万台(同7.2%)でシャオミと同数49万台(同7.2%)のサムスンとなりました。
アップルは対前年比8.6%増。Appleにとっては多い水準ではありませんが、Android系が対前年比で大幅に減少させている中では健闘していると言えます。
2位のシャープは対前年比58.6%増と好調。IDCは、勢いを失う日本企業が多い中で以前と同水準の出荷量を保っていると評価。
3位のGoogleは対前年比47.7%の減少となってしまいました。ちなみに第2四半期(4~6月)の話なので、フワちゃんのCM降板の影響はまだ出ていない時期です。
ただし各キャリアが新規獲得キャンペーンの対象製品にPixelシリーズを積極的に採用している状況に変化はないため、今後はさらなるシェア拡大が見込まれるとIDCは分析します。
そして最も伸びたのが4位。シャオミは対前年比464.4%増と、絶好調の様子が伺えます。
なお中国系グローバルベンダーが国内市場で5位に入るのは、2018年第2四半期のファーウェイ以来だそうです。ネットメディアやマスメディアへの露出で認知度を高めているとしています。ただしドコモでの取り扱いがなく、出荷数が一時的である可能性が高いとも。
5位のサムスンは販売価格の平均値を上昇させることで収益性維持には成功しているとの見方です。