株式会社天空は、深センGPD Technology社の新製品GPD DUOの国内1年間の保証つきモデル「国内正規版」を、日本国内にて正式発表しました。発売日は2024年12月13日を予定。価格は25万700円。予約受付中となっています。
本機は13.3型のOLEDパネルを2枚搭載した超ド変態Windowsパソコンです。
生産効率を劇的に向上させることが証明されているデュアルモニター。一方で、モバイルモニターは重たく持ち運びしにくく、いちいち接続するのが面倒という問題もあります。それを解消するのがこのGPD DUOです。
CPUにはAMD Ryzen AI 9 HX 370を選択可能で、圧倒的な処理性能を実現。グラフィックはおおよそRTX2050程度の性能を有し、ノートPCの中でもトップクラスの性能を誇るとも。下位モデルはRyzen 7 8840U。この環境で外で作業するの、最高そうですね。
筆者は格闘ゲームには素養がなくて恐縮ですが、格闘ゲームの代名詞ストリートファイターをプレイしてみると、美麗なグラフィックでプレイしつつ、フレームレートの低下はそれほどなし。殴打する瞬間などにごくわずかなラグを感じるので、プロゲーマー・ガチゲーマーにはダメかもしれませんが、この辺りは画質設定を煮詰めることで解消できそうでしょうか。
【朗報】バケモノすぎるモンスターPCが日本上陸へ pic.twitter.com/N4QG8PkUGC
— すまほん!! (@sm_hn) October 22, 2024
インカメラを備えるほか、側面の電源ボタンと指紋認証は兼用。キーは薄すぎず、適度なストロークを確保。
背面にはキックスタンド。けっこう重たくなっている画面側を支えます。
重量と厚みは結構あるのがネックで、持ってみると「昔のノーパソかな?」と懐かしくなります(約2.28kg)。モバイルモニターをいつも持ち歩いている人にとってはセットアップや片付ける手間がなくなるので最高そうです。
価格はかなり高いように見えますが、最新CPUにパネル2枚、そしてこのギミックと開発費を考えると仕方ないようにも思います。この2画面のコンセプトを実現した競合製品はASUSやLenovoが出していますが、それらも30万円台なので、わりと相場かむしろ安いぐらいだったりします。
GPDのWang Wade代表も遠隔で登壇。GPDはこれまでゲーム系、UMPCの会社だったが、GPD DUOはビジネスノートでありながらも今までで最も革新的で挑戦的な製品だとのこと。ASUSやLenovoの出している製品と比べると高性能でインターフェイスも多いとアピールしました。
モバイルモニターなのにタッチ操作やスタイラス(Surface Pen)が使えてしまうというのは面白い点だと言えます。
OSが2画面変態端末にこなれていないほか、どの形態でどちらをメインモニターとして活用しているかをセンサーで判別してメインディスプレイを自動的に切り替えるといった気の利いたギミックは備わっていないので、「F3キーで上部画面のオフ」「Win+Pでの画面出力切り替え」など手動で適宜切り替える必要があるでしょう。
GPD Directやハイビーム公式オンラインストア、Amazon.co.jpなどで本日より予約開始。GPD Directおよびハイビーム公式オンラインストアでは、先行予約購入限定でGPD DUO専用ケース、GPDロゴ入りUSBメモリ(64GB)など5つのグッズをプレゼントするとのこと。
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