数多くのタフネススマホを手掛ける中国のスマホメーカー「Ulefone」は、新作タフネスタブレット「Ulefone Armor Pad 4 Ultra/Ulefone Armor Pad 4 Ultra Thermal」を発表しました。
Ulefone Armor Pad 4 Ultraシリーズは、画面は1200 x 2000のFHD+で10.36型となっています。
SoCにMediaTek Dimensity 6300を搭載。この手の製品としては珍しい5G通信に対応しています。性能としてはミドル〜ミドルハイクラスと控えめなものの、タフネス端末としての用途を考えれば必要十分でしょう。
メモリは8GBで、仮想的に16GBまで増やすことが可能。内蔵ストレージは256GBです。
タフネス機能ももちろんてんこ盛り。IP68の防水防塵はもちろん、ドイツ工業規格の保護規定であるIP69Kにも対応。高温・高圧の水にもしっかり耐えられるという、日常生活ではまず必要ないクラスの防水性能を有しています。アメリカ国防総省制定のMIL-STD-810H規格の認定も受けているので、耐久性も申し分ありません。もちろん画面はゴリラガラス(第5世代)。
本製品の魅力(?)はこれだけではありません。アウトドアや工事現場での利用を想定した、一般的なタブレットでは思いもしない機能が多数盛り込まれています。
まず一つ目がLEDライト。本製品の背面上部には、光量1100ルーメンという非常に明るいライトを搭載。1100ルーメンは80~90W相当で、3~4畳程度の広さであれば十分に照らせる照明能力。側面の物理ボタン一押しで操作可能なので、暗い場所での作業や夜のキャンプなどで重宝しそう。
もう一つの大きな特徴は「アクセサリの豊富さ」です。Ulefoneのタフネススマホにも搭載されている「uSmart」なるコネクターが備わっており、ファイバースコープやマイクロスコープ(顕微鏡)といったアタッチメントの接続が可能。専用の機械を持ち出す必要がなくなるので、現場仕事ではありがたい機能と言えるかもしれません。
そのほかにも、持ち運びに特化したハンドストラップ、キャリングケースやキックスタンドといった複数の機能を備えたホルスター等盛りだくさんで、使い方に応じてカスタマイズが自由自在。中には9W114dBのスピーカーなんてものも用意されています。
本シリーズには通常の「Ultraモデル」と、サーマルカメラを備えた「Thermalモデル」の2種類がありますが、AliExpress内公式ストアによれば販売価格は$499.98(約7万4283円)と同一な様子。
ただし現在はセール期間中で、割引率の違いによって以下の通り価格に差が生じています。
- Ulefone Armor Pad 4 Ultra:$279.99(約4万1601円)
- Ulefone Armor Pad 4 Ultra Thermal:$329.99(約4万9030円)
834.5gという一般的なタブレットの2倍にも迫る超重量であることも相まって、普段使いには到底向いていない製品であることは否めません。それでも「ハードな環境にも耐えられる端末が欲しい」といったニーズは少なからずあるでしょう。アタッチメント類の性能次第では、専用機材ではなくこっちの導入を検討、なんて現場も出てくる…のかも分かりません。
Ulefoneは先日のIFA2024でも尖りに尖ったタフネススマホを発表していましたが、個人的にはこれからもこの路線で浪漫を追い求めてほしいところです。
OS | Android14 |
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SoC | MediaTek Dimensity 6300 |
メモリ | 8GB(最大16GB) |
容量 | 256GB |
画面 | 10.36型 (1200×2000) |
カメラ | 5000万画素 |
インカメラ | 3200万画素 |
電池 | 11800mAh |
寸法 | 261.7×166.8×14.3mm,834.5g |
5G | Sub-6: N1/2/3/5/7/8/20/25/28/38/40/41/66/71/77/78/79 |
LTE |
FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28A/28B/66/71 |
3G | WCDMA: B1/2/4/5/8 |
生体認証 | 指紋認証、顔認証 |
その他 | 33W高速充電、専用充電ドック(10W)、リバース充電、LEDライト、 uSmartコネクター、各種アタッチメント・アクセサリ、サーモカメラ(一部モデルのみ)、 NFC、カスタムキー、3.5mmイヤホンジャック |
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