中国Onyxは、グローバル市場において電子ペーパー搭載Androidタブレットの「BOOX Note Max」を発表しました。ノートPCとしても活用できる13.3インチの巨大な電子ペーパーを採用したAndroidタブレットとなっています。
Onyxは以前にも「BOOX Max3」という13インチの電子ペーパータブレットを取り扱っていましたが、そちらは単なる大型のタブレットという印象が強い一方で、BOOX Note Maxは横置きがメインであるという印象すらも感じさせるデバイスに。
ディスプレイはE Ink Carta 1300を採用し、優れた可読性を実現しているとアピール。300ppiという高解像度を実現していますが、自ら発光しない電子ペーパーを暗所で見やすくするためのフロントライトを搭載していない点は注意が必要です。
本体厚みは電子ペーパーとしては優秀な4.6mm。本体ベゼルは一辺を除いてかなり薄く、高級感を感じさせるデザインです。搭載しているSoCは依然として分かりませんが、最大2.8GHzとこの手のタブレットとしては高い周波数を出せる8コアCPUを搭載し、6GBのメモリを採用しているようです。
ノートをとるデバイスとしての完成度を高めてきているようで、AIによる各種メモ取りの支援機能を搭載。ペンで描いた丸が真円になったり、囲むことで範囲選択を行えたり、Apple Pencilで利用できるスクリブルのような機能が利用できたりと、その利便性は一般的なタブレットすらも超越していそうな雰囲気を感じさせます。
キーボードカバーが用意されており、接続することでまるでノートパソコンのように利用可能。また画面分割も行えるようで、電子ペーパーの利点である目の疲れづらさを生かして、執筆用デバイスとしてもよいかもしれません。
価格は649.99ドルで、日本円にして9万8000円。日本への投入はわかっておらず、またグローバル市場でも購入はまだ行えないようになっています。