KDDIは、格安通信サービス「povo2.0」のベースプラン提供条件書を6月4日から一部改定すると発表しました。
これまでpovo2.0アプリからの一部データ通信を通信速度最大128kbpsの制限対象外としていましたが、今回の改定で範囲を縮小するとのこと。同社は改定理由について、「意図しない形態での利用」が確認されたためと説明しています。
改定前は「povo2.0アプリ利用時の通信はこの制限の対象外」としていましたが、改定後は「povo2.0アプリ内でのデータ残量の確認、トッピングの購入に関するデータ通信のうち当社が指定したものへの通信はこの制限の対象外」に変更されます。これにより、アプリ全体ではなく特定の機能に限定されることになります。
おそらくアプリ内Web Viewを通じて、様々なサイト・動画サービスなどにアクセス可能であったため、そういった穴を塞いだものと見られます。
また、料金のかからない通話についても内容を変更するそうです。改定前は「当社の通信サービスに関する問合せ、申込み等のために行う通話およびデータ通信のうち、当社が指定したものへの通話およびデータ通信」が対象でしたが、同社はサービス開始当初より通話によるサポートは行っていないため、現状に即した内容に変更。
改定後は緊急通報に係る通話と、povo2.0アプリ内でのデータ残量確認・トッピング購入に関するデータ通信のうち同社が指定したもののみが料金対象外となります。
同社は2025年5月29日時点でpovo2.0契約者に対して改定内容をメールで通知しており、6月4日から新しい条件が適用される予定です。