米メディアMacRumorsが、iPhone 17シリーズの価格に関する噂を伝えました。複数のアナリストが、関税の影響から価格が上昇する可能性を指摘しており、50ドル程度の値上げが予測されています。
GF証券のアナリスト、ジェフ・プー氏は2025年8月に価格が「上昇する可能性が高い」と述べ、WeiboリーカーのInstant Digitalは同月、iPhone 17 Proが50ドル高くなる一方で、内蔵ストレージは128GBから256GBに増量されると伝えました。また、Jefferiesのエジソン・リー氏は全モデルで50ドルの値上げが行われると予測しています。
価格上昇の主な要因が、米国が輸入品に課している関税です。AppleはiPhoneやiPadを含む多くの主力製品で適用除外を勝ち取りましたが、全ての関税を免れているわけではありません。
Appleのティム・クックCEOによると、同社は6月期に8億ドル、9月期には11億ドルの関税関連費用を見込んでいます。このコストはiPhoneの収益の約2.4%に相当し、iPhone1台あたり約20ドルの値上げで相殺できる計算。このため、Proモデルのみ50ドル値上げするなど、一部モデルでコストを吸収する戦略も考えられるのだとか。AppleはベースモデルのiPhone価格を過去5年間据え置いており、その動向が注目されます。
また、ラインナップに加わると噂される新モデル「iPhone 17 Air」の価格設定も焦点です。こちらはiPhone 16 Plusと同じ899ドルからになるとの噂もあります。