
GoogleがAI音楽制作プラットフォーム「ProducerAI」をGoogle Labsに迎え入れると2月24日に発表しました。Google公式ブログでは「ProducerAIがGoogle Labsに加わる」と説明しており、Music Business Worldwide(MBW)は「GoogleがProducerAIを買収した」と伝えています。MBWによると、ProducerAIのチームはGoogle LabsとGoogle DeepMindに加わる見通しだそうです。買収金額は公表していません。
ProducerAIは、2022年12月にオープンソースのプロジェクト「Riffusion」として話題になったのが出発点だといいます。共同創業者のSeth Forsgren氏とHayk Martiros氏が立ち上げ、2023年10月にはGreycroft主導で400万ドルのシード資金を調達しています。2025年7月にはRiffusionの後継としてProducerAIをローンチし、対話型AI音楽制作ツールへと展開した格好です。
ProducerAIでは、ユーザーが自然言語で楽曲の生成や歌詞の推敲、リミックス、新しい楽器の音色作りまで指示できます。1回のプロンプトで完成品を出すのではなく、AIとチャットを重ねながら楽曲を仕上げていく仕組みです。
GoogleのもとでProducerAIは、楽曲生成にGoogle DeepMindの「Lyria 3」(プレビュー版)を使い、チャット画面にGeminiを採用しています。アルバムアートの自動生成には「Nano Banana」モデルを、AIミュージックビデオの制作にはVeoをそれぞれ活用する方針です。生成物にはGoogleの電子透かし技術「SynthID」を埋め込み、AI生成コンテンツかどうかを判別できるようにするとのことです。
Lyria 3は買収発表の約1週間前にあたる2月18日、Geminiアプリで提供が始まったばかりです。テキストに加え写真や動画で曲の雰囲気を指定すると30秒の楽曲を生成でき、歌詞やボーカルを含む音作りにも対応するといいます。
月額8ドルの「Starter」プランでは月3000クレジット(約600曲相当)、月額24ドルの「Plus」では月1万クレジット(約2000曲相当)、月額64ドルの「Member」では月3万クレジット(約6000曲相当)を利用でき、無料枠も用意しています。買収後もProducerAIは独立したサービスとして運営を続ける方針だといいます。



















