Amazonは、かねてより噂されていたスマートフォン「Fire Phone」を発表しました。そこに存在する、あらゆる全てのものを認識して、Amazonの1億を超えるデータベースをもとに、関連するAmazonの商品ページを表示する機能を搭載しています。Amazonなしには暮らせないというあなたにとって、さらなる底なし沼へと誘惑する、甘美なスマートフォンです。
4.7インチHDディスプレイにSnapdragon 800を搭載。ボタンはアルミニウム製。ドルビーデジタルサラウンドのデュアルスピーカーにより迫力ある音響を体験できます。2400mAhのバッテリー容量に若干の不安は感じますが、動画連続再生時間は11時間、音楽再生だけなら65時間と、理論値の上では安心。
OS | Fire OS 3.5.0 (Androidベース) |
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CPU | Qualcomm Snapdragon 800 2.2GHz クアッドコア, Adreno 330 GPU |
メモリ | 2GB |
ストレージ | 32GB または 64GB, 価格後述 |
ディスプレイ | 4.7インチLCD HD液晶, 315ppi |
カメラ | 1300万画素カメラ, F値2.0, マルチフレームHDR, LEDフラッシュ (インカメラ: 210万画素) |
バッテリー | 2400 mAh |
寸法 | 139.2 × 66.5 × 8.9mm |
重量 | 160g |
その他 | 視線追跡カメラ4基 |
カメラはiPhone 5sやGALAXY S5よりもノイズが少なく優位であるとしています。
容量無制限のフォトストレージ「Amazon Cloud Drive」が無料で提供!「Prime Instant Video」や、先日公表されたAmazon Prime(有料)会員向けの「Prime Music」もシームレスに利用可能。本体購入で12ヶ月分のAmazon Prime会員費用が無料になる措置もあるそうです。まさにAmazon Primeのためのスマートフォン。
Fireflyはあらゆるものを認識。例えば、いま見ているテレビ番組を認識して関連商品を表示したり、マイクで周囲に流れている音楽を拾って楽曲名を表示することができます。さらにテキスト、電話番号、バーコード、食品を認識することで、すぐにAmazonでの買い物に繋げることができます。
噂通り、裸眼3Dディスプレイ、ユーザーの顔の位置を認識するカメラにより、奥行ある立体的UIを実現。
Appleも3D表示の地図を導入していますが、それよりも立体的な地図を楽しむことができます。Gセンサーと組み合わせてのゲームはもちろん、振ることでメニューを呼ぶなど独特の操作感も。動作の様子は動画にて。
北米キャリアAT&Tとの2年契約で16GBモデルが実質199.99ドル、32GBモデルが実質299ドル。契約無しの定価で649ドル、749ドル。予定されている発売日は7月25日。日本市場に関してはまだアナウンスされていません。
[6/19 06:15更新終了]