違法ダウンロード拡大 最新情報まとめ
拙速すぎる文化庁の違法ダウンロード拡大と阻止、一体何があったのか?委員振り返る
情報法制研究所(JILIS)は2019年6月15日、第3回情報法制シンポジウムを東京大学伊藤国際学術研究センターにて開催しました。「海賊版サイト対策と静止画ダウンロード違法化問題」について報告したのは、小島立九州大学准教授。海賊版サイト対策とブロッキングの問題から派生した、違法ダウンロード拡大問題。従来は音楽と映像に限定されてきたダウンロード違法化の範囲を静止画やテキストなど全てに拡大しようとする...
違法DL拡大だけじゃない。著作権法改正案、リーチサイト規制にも欠陥か
国会提出に向けて進んでいる文化庁の著作権法改正案。中身は違法ダウンロード拡大とリーチサイト規制です。現在、世間で注目されているのが違法ダウンロード拡大についての部分です。現行法では音楽と動画に限られていたものを、静止画含むあらゆるものに拡大するという内容です。親告罪ではあるものの、本来あるべき「利益目的」「有償著作物」「原作のまま」「損害発生」といった要件の絞り込みが足りず、創作研究の萎縮や国民生...
違法DL拡大に政治攻防、情報錯綜
複数の関係者筋を情報源として産経新聞が本日朝報じたところによると、文化庁の違法ダウンロード拡大を含む著作権法改正案について、自民党総務会で了承を見送り、違法ダウンロードに関する項目を削除する方針を固めたと報じました。文化庁が短期間で進めている著作権法改正案。先月の文化審議会著作権分科会の賛成意見を分割し賛成多数であるかのように水増しするなど、政治家を騙すような資料を自民党に提出し、批判が高まってい...
学者弁護士ら84名、違法ダウンロード拡大に緊急声明。
文化庁が進めるダウンロード違法化拡大。異論が漫画家・ネットユーザーを中心に噴出しています。(関連記事)これについて教授や弁護士、研究者、ジャーナリストなど計84名と1団体が、緊急声明を共同で発表しました。ダウンロード違法化の対象範囲について、立法措置を図るに際してさらなる慎重な議論を重ねることが重要であるとし、少なくとも民事及び刑事のいずれについても、規制対象を被害実態の明らかになっている海賊版対...
問題だらけの違法ダウンロード拡大、漫画家からも悲痛の叫び。参議院議員会館にて開催された院内集会レポ
海賊版対策のため、出版社からの要請を受けて日本政府は様々な対策を検討しています。各界からの強い反対によって、憲法違反の疑いの強いサイトブロッキング(アクセスブロッキング)は頓挫したものの、今度は文化庁が違法ダウンロード対象を静止画に拡大するという新たな動きを見せていた昨今ですが、2019年2月8日、参議院議員会館にて「違法ダウンロード範囲拡大を考える院内集会」が開催。100人ほどが参加。約10名ほ...
静止画ダウンロード違法化に相次いで反対声明。
日本マンガ学会は、ダウンロード違法化対象の拡大について、反対声明を出しました。静止画ダウンロード違法化は出版社側が求めてきたもので、著作権法改正案で盛り込まれます。文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会の中間まとめでは、これまで動画や音楽に限定されていたダウンロード違法化の対象を静止画にまで拡大する方向性について概ね共通認識が得られたとしており、リーチサイト規制とあわせて通常国会で審議される...
政府、ブロッキング法制化断念。ただしリーチサイト規制や静止画ダウンロード違法化が俎上に
日本政府は、海賊版対策として検討してきたブロッキング(接続遮断)について、今月下旬の国会への提出を断念したと産経新聞が報じました。通信の秘密を侵害、日本国憲法に違反する可能性があることから、法制化を時期尚早と判断したとのこと。海賊版サイト対策については広告出稿の抑制など含む総合対策にて対応。総合対策には将来的に対応しきれなかった場合にはブロッキングの必要性もあるとは明記されているとしています。2月...