2012年6月8日に名古屋で行われた Google松内さんによるAndroid/Google Playトーク at 東海GTUGに参加、実際にGoogleの中の人にしか聞けないあれこれを聞いて参りました。
まず、Googleの松内さん、企画していただいた東海GTUGさん、場所を設けていただいたエーチームさんには言葉には出来ないほどの感謝の意とともに、今回のイベントで筆者の印象に強く残った事柄を書いていきたいと思います。
全てはユーザのハッピーへ
話を伺う中で、Androidが最終的に目指すものはAndroidを利用している方がハッピーになれること。Android OSをはじめとし、Google Playマーケットを通して利用者がハッピーな体験を得ることができることを目指している……というお話でした。この「ユーザのハッピー」という言葉が筆者の中では非常に印象深く残りました。
「現状のAndroidスマートフォンではまだまだハッピーになれない」というご意見も多くあるでしょうし、筆者自身もまだハッピーになれていない部分があるので、今後の新しいデバイスや新しいOSでさらにAndroidは発展していくのでしょう。
開発者向けのあれこれ
開発者向けの情報アレコレは、箇条書きで。
開発に関すること
- Android3.0より対応した、MTP/PTPへの対応はUMS(通常のリムーバブルディスクとしての認識)が、あまりにも生々しすぎるから。
- ICSからNO/YESに変更されたのは視線の移動を少なくするため。
- クールなアプリはAndroid Designを参考にしてもらえると良い。
- 近未来的なデザインHolo Themeを目指して欲しい。
- 先陣のノウハウが詰まったOrientation to Android Training | Android Developersも参照して欲しい。
Playマーケット関すること
- Playマーケットで、関連するキーワードを羅列するなどのSEO対策をするのは適切ではない、最悪削除される。
- PlayマーケットのトップページはGoogleの社員が手作業で編集している。
- Playマーケットのトップページはお金をお金をもらっているという事実はない。
- 表示されるアプリは、他のディベロッパの模範になりそうなもの、オリジナリティがあるもの、UI/UXが素晴らしいもの……といった形で選定している。
セキュリティに関すること
- Androidのセキュリティに関してはGoogleも真摯に受け止め、対策をしている。
- アプリをマーケットに登録して、認証されるまで2〜3時間の時間を要するのは、BouncerによるVM(バーチャルマシン)上での確認、静的スキャンが行われているから。
- セキュリティについては、
Android Vice President の Hiroshi Lockheimer さんのエントリ Android and Security – Official Google Mobile Blog も、是非読んで欲しい。
つくりました!!こちらへ続きます!! Googleの中の人に聞いた!! AndoirdとPlayマーケットのあれこれ(質疑応答編) – すまほん!!