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小型PCのくせに最強性能!Core Ultra 9/RAM 32GB/SSD 2TBの「GEEKOM GT1 Mega」レビュー

 GEEKOM様からCore Ultra 9搭載のミニPC、GT1 Megaを提供していただきました。レビューしていきます。

外観

 内容物は本体、説明書、外部電源、VESAマウント用アタッチメント、ネジでした。

  付属している電源は3ピンタイプですので、日本の一般的な家庭で使うには変換プラグが必要になります。

サンワサプライ(Sanwa Supply) 3P→2P変換アダプタ アースコード付き ブラック TAP-AD8BK

 背面はゴム足が接着されており、このゴム足を外すと内部へアクセスしてメモリやSSDを換装できるようになっています。

 正面から。USB Type-Aポート(USB 3.2 Gen2)が4つにイヤホンジャック端子があります。一番左端はシャットダウンしていても電源が使用可能です。

 左端にはSDカードスロットが搭載。カメラの写真をカードリーダーなしで転送できます。

右側にはケンジントンのロック穴があります。盗難防止もしっかりしています。

 そして気になる背面です。左から順に説明しますと、電源用の穴(19V 6.32A)、USB Type-C(USB4)、HDMI、RJ-45 LANポート(2.5GBASE-T対応)が2つ、USB Type-A(USB 3.2 Gen2、USB 2.0)、そして更にUSB Type-C(USB4)とHDMIが搭載されています。

 サイズは非常にコンパクトで、iPhone 16 Pro Maxと比較してもこんなにコンパクト。このサイズでIntelのCore Ultraシリーズ、最上位の9が動いていると思うとすごい時代です。

起動

 早速起動していきます。本製品はUSB Type-Cでポータブルモニターへケーブル1本で電源供給と映像出力が簡潔するので、たったこれだけのケーブルでPCを使うことができます。

 今回紹介しているGT1 Megaには2つのモデルがあり、一つはUltra 7(155H)RAM 32GB、M.2 SSDが1TB搭載されているタイプ。そしてもう一つが今回紹介しているUltra 9(185H)RAM 32GB、M.2 SSDが2TBのモデルです。

 185HなのでMeteor Lake世代。最新のLunar Lakeシリーズではありませんが、全く問題無しです。ご覧ください、このタスクマネージャーの16コア22スレッド。見ているだけでも気持ちいいですよね。

 またUltraシリーズということはAI処理に特化したNPUも搭載されています。生成AIやLLMなど流行りのAI処理に対応するソフトでAI処理をサポートしてくれます。

 グラフィックスにはIntel Arcが搭載されています。詳細の型番はIntel Arc Graphics 128EU Mobileかと思われます。4Kのディスプレイを4台までサポートする、だけでなく8Kモニターへの出力も対応しています。

後述するモンハンワイルズを動作させたときのタスクマネージャー

 GPU-Zで確認してみました。レイトレーシングやDirectMLなど昨今の流行りはしっかり抑えられている印象ですが、実際にはどうなのでしょうか。後ほど検証します。

 SSDはCrucial製の2TBを使用。PCIe Gen 4×4で接続されているため非常に高速で使うことができます。何をするにも困ることはなさそうです。

 ネットワークも非常に良好。2.5GBASE-Tで対応している環境であればほぼ理論値に近い値を叩き出します。ただ本機種に搭載されているのはあの不評のIntel I226-V。筆者が別で利用しているミニPCでは突然通信不能になる問題に遭遇しており、悩まされました。とはいえコレはIntel側の問題かつ、今では対処法も公開されているので大きな問題にはならないかと思います。Wi-Fiは最新規格のWi-Fi 7に対応しています。

 OSはWindows 11 Proを搭載。リモートデスクトップも使える非常に便利なProです。そして、ミニPCで気になるライセンス問題ですが、本機種は問題なし。ボリュームライセンスではなく、きちんとOEM版のライセンスでした。開封してそのまま使用してOKです。

ベンチマーク

 有名どころで一通りベンチマーク測定をしてみました。

Geekbench

 Geekbenchではシングルコアで2543、マルチコアで13842でした。ちょっと低くない?と感じたでしょうか。ベンチマーク上で比較すると数年前のデスクトップ用i9と同等のスコアがノートPC用のプロセッサーを搭載する本製品で使えているわけです。時代の進化ってスゲー!

CINEBENCH R23

 マルチコアで14383ポイント、シングルコアで1353ポイントとやや低めな結果に終わりました。シングルコア同ランク帯のCPUで言えばi7 1165G7以下とちょっとどうなのかな?と思いましたが、マルチコアであればi9 9880Hを超える結果になりました。

3DMark

3DMarkの結果は2976と機体のサイズを考えれば良好な値。

ファイナルファンタジーXV

 こちらはベンチマーク中でも明らかにコマ落ちを感じるほどでしたが、結果は3527と普通という結果に。

ゲーム

 モンハンワイルズ、原神、Minecraft(Java)で試してみました。

モンハンワイルズ

 試した期間がモンハンワイルズのβ版が配布されていたので実行してみました。ダウンロードもWi-Fi 7に対応しているため、Wi-Fiでも爆速でダウンロードができます。

 コントローラーを繋いでプレイしてみましたが、正直ラグがひどくプレイできたものではありませんでした。推奨環境ではないので当然ですね。この手のゲームをやる場合はコンシューマー機か、専用のゲーミングPCを別途用意するほうが良さそうです。

原神

 その点原神は4Kでも、グラフィックスを中にすれば問題なくプレイできました。チュートリアルからある程度プレイしましたが、コマ落ちや、動作に支障はまったくなく、快適に遊べました。

Minecraft

 Minecraftは非常に快適で描画距離や演算距離を32チャンクの最大にしても60フレームで安定して遊ぶことができました。またミニPCの特性を利用して本機種をMinecraftサーバーとして使っても良いですね。

総評

 たまにゲームをするカジュアルユーザーならもうこれでええでしょう。WordやExcelといった事務作業はもちろん、メモリも32GBの大容量を搭載しているのでChromeで大量のタブを開いても安定動作します。4Kディスプレイ4台出力も可能なので、マルチディスプレイで作業効率も爆上がり間違いなし。これがiPhoneと比較されるようなサイズ感の小ささは狂ってるといっても過言ではないくらい、良い時代になったなと感じます。

 今回紹介したGEEKOM GT1 MEGAはGEEKOM直販にて13万9900円で販売しております。その直販にて6%オフになるクーポンコード「SMHNGT16F」を提供していただきました。本クーポンは12月31日まで有効ですので、ぜひこの機会にご購入検討ください。(Amazonでの購入の場合、クーポンは対象外になります)

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